旧ユーゴ紛争下のラジオ局:Belgrade Radio Warriors

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2010/01/12(火)
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ユーゴスラビア紛争(ユーゴスラビアふんそう)は、ユーゴスラビア連邦解体の過程で起こった内戦である。1991 年から2000年まで主要な紛争が継続した。

経緯

多民族国家のユーゴスラビアは第二次世界大戦ではドイツ、イタリアに支配されていたが、戦後にパルチザン勢力を率いる指導者のヨシップ・ブロズ・チトーによって独立を達成する。この国は後に「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家(または一人のチトー)」といわれるほどの多様性を内包していた。

戦後の世界ではアメリカ合衆国を中心とする西側陣営とソ連を中心とする東側陣営が対立する冷戦がはじまる。ユーゴはチトーが共産主義者であり東側陣営に属するが、ポーランドやハンガリー、ルーマニアなどの東欧諸国とは違い、ソ連の衛星国では無い独自の社会主義国家としての地位を保っていた。

1980 年にチトーが後継者を定めないまま死去し、ソ連国内においてはゴルバチョフ指導による民主化が進み、ルーマニアにおけるチャウシェスク処刑に代表される東欧民主化で東側世界に民主化が広がり共産主義が否定されると、ユーゴにおいても共産党による一党独裁を廃止して自由選挙を行うことを決定し、ユーゴを構成する各国ではチトー時代の体制からの脱却を開始する。また、各国ではスロボダン・ミロシェヴィッチ(セルビア)やフラニョ・トゥジマン(クロアチア)に代表されるような民族主義者が政権を握り始めていた。ユーゴの中心・セルビア共和国では大セルビア主義を掲げたスロボダン・ミロシェヴィッチが大統領となり、アルバニア系住民の多いコソボ社会主義自治州の併合を強行しようとすると、コソボは反発して1990年7 月に独立を宣言し、これをきっかけにユーゴスラビア国内は内戦状態となる。

1991 年6月に文化的・宗教的に西側に近いスロベニアが10日間の地上戦で独立を達成し(十日間戦争)、次いでマケドニア共和国が独立、ついで歴史を通じてセルビアと最も対立していたクロアチアが激しい戦争を経て独立した(クロアチア紛争)。ボスニア・ヘルツェゴビナは1992年に独立したが、国内のセルビア人がボスニアからの独立を目指して戦争を繰り返した(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)。セルビア国内でもコソボ自治州が独立を目指したが、セルビアの軍事侵攻によって戦争となった(コソボ紛争)。複雑な歴史背景による入り組んだ民族配置は完全には解消されてはいないものの、NATOや国際連合の介入により紛争は収められた。

内戦一覧

* スロベニア紛争(十日間戦争)(1991年)
o スロベニアがユーゴスラビアからの離脱・独立を目指した戦争。規模は拡大せずに10日で解決した。十日戦争、あるいは独立戦争。

* クロアチア紛争(1991年 – 1995年)
o クロアチアがユーゴスラビアからの離脱・独立を目指した戦争。歴史的な対立を背景に戦争は泥沼の様相を呈したが、 4年の戦争の末に独立を獲得した。

* ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(ボスニア紛争)(1992年 – 1995年)

* コソボ紛争(1999年 - 2000 年)

* マケドニア紛争(2001年)

多様性を内包した国家

ユーゴスラビア社会主義連邦共和国は、

* 七つの国境(イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、アルバニア)
* 六つの共和国(スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア)
* 五つの民族(スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、モンテネグロ人、マケドニア人)
* 四つの言語(スロベニア語、セルビア語、クロアチア語、マケドニア語)
* 三つの宗教(正教、カトリック、イスラム教)
* 二つの文字(ラテン文字、キリル文字)
* 一つの連邦国家

といわれるほどの多様性を内包した国家であった。さらに、「五つの民族」には含まれていない主要民族であるボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア南西部・モンテネグロ西部(サンジャク地方)に多いムスリム人、セルビア南部のコソボ自治州やマケドニア共和国西部に多いアルバニア人、セルビア北部のヴォイヴォディナ自治州に多いハンガリー人、またロマ人などが存在した。

セルビア語とクロアチア語は、言語学上は同一言語とみなされていた。実際、日本における東京の言葉と関西の言葉ほどの違いすらないといわれる。主な違いとしてはセルビア語はキリル文字、クロアチア語はラテン文字を使う。また「川」という言葉はセルビア語では "reka"(レーカ)、クロアチア語では "rijeka"(リェーカ)というように、一部言語の発音・綴りが微妙に異なる(エ方言とイェ方言)。また「サッカー」はセルビア語では "futbal"、クロアチア語では "nogomet" と言葉によっては全く異なるものもある。

さらに詳しく → ユーゴスラビア紛争  ユーゴスラビア  



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