RQ-4 グローバルホーク (Northrop Grumman RQ-4 Global Hawk)

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2010/01/10(日)
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RQ-4 グローバルホーク (RQ-4 Global Hawk)は、ノースロップ・グラマン社によって開発された無人偵察機である。アメリカ空軍などによって使用されており、イラク戦争で使用された。

開発経緯

RQ-4グローバルホークは、アメリカ統合軍司令部に偵察情報をもたらす長時間飛行プラットフォームを目指して開発された無人偵察機で、1995年に先進概念デモンストレーション作業が開始された。まず、2機の試作機と試験ペイロード、1セットの地上統制ステーションが製造されることとなり、試作初号機は1998年2 月28日にエドワーズ空軍基地で初飛行した。

1998 年10月1日には、グローバルホークの全プログラムをライトパターソン空軍基地の偵察システム計画局の航空システム・センターが統括することになった。1999会計年度には本格的な自律飛行に関する試験が開始されたが、3月に1機が偵察センサーを搭載した状態で墜落事故を起こし、プログラムは2ヶ月遅延した。なお、グローバルホークの試作・開発機は合計で7機製作されており、その内3機が事故で失われている。

1999 年6月からは軍用汎用評価および初期実用活動のため、アメリカ統合軍司令部により一連の演習に投入された。2000年4 月20日には試作4号機が『リングド・シー00』と『統合任務軍演習00-02』に参加するためエグリン空軍基地に展開した。また、これら演習期間中には大西洋を横断してヨーロッパへの飛行も実施している。

2001 年3月に技術・製造・開発(EMD)フェイズに入っている。2001年12月30日には、試作5号機がミッション飛行中に方向舵アクチュエーター故障によって墜落事故を起こしているが、2002 年3月11日にミッションが再開され、試作3号機がアフガニスタンに展開した。この他の試作・開発機はイラク戦争に投入されている。

2003 年8月1日にRQ-4A量産初号機が完成し、パームデールのノースロップ・グラマン、アンテロープ・バレー製造センターでロールアウトした。量産初号機は、エドワーズ空軍基地で各種試験に使用された後、2004年11月16日にビール空軍基地の第9偵察航空団第12偵察飛行隊に引き渡された。

2005 年11月7日には第二次発注が行われており、発注機数は55機になった。これらの引き渡しは2006年中期から開始され、2006 年8月25日にはRQ-4A(Block20)がパームデールの製造センターで初公開されている。

RQ-4 の特徴

機体

高高度を長時間飛行するため、極めて全幅とアスペクト比の大きなテーパー翼を持った、グライダーのような外形をしている。胴体後部にターボファンエンジン単発を背負い、機首上部の盛り上がった部分には衛星通信用のアンテナが収められている。翼は炭素繊維複合材でできている。

偵察機器類

RQ-4は機内に合成開口レーダー(SAR)、電子光学/赤外線(EO/IR)センサーを搭載し、各センサーは広域に渡っての捜索・監視活動が可能で、高解像度のスポット・モードを使用することもできる。

合成開口レーダーはSARストリップ・モードで1m、SARスポット・モードでは30.5cmの解像度を有する。地上移動目標識別(GMTI)モードでは、20~200kmの範囲内を最低4ktの速度で飛行し、移動目標の識別を行う能力を有している。EO/IRセンサーは1mの分解能で約4万平方nmに渡っての捜索・監視活動が可能で、0.3mの分解能で最大1900のスポット画像を取得する能力を備えている。目標の探知精度は、半数必中界(CEP)が20mとされている。

仕様(RQ-4A)

* 全幅:35.42m
* 全長:13.52m
* 全高:4.64m
* 空虚重量:6710kg
* 最大離陸重量:12111kg
* ペイロード:907.2kg
* エンジン:ロールスロイス製QE3007Hターボファン×1
* エンジン推力:37kN
* 巡航速度:343kt
* 実用上昇限度:19,800m
* フェリー航続距離:12,000nm

さらに詳しく → RQ-4 グローバルホーク  無人航空機(UAV)



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(2007/03)
坪田 敦史

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