ミニミ軽機関銃、M249軽機関銃 (FN Minimi、M249 light machine gun)

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2010/01/07(木)
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ミニミ軽機関銃(みにみけいきかんじゅう / MINIMI / Mini Mitrailleuse)とは、ベルギーの国営器メーカーFN社が開発した、5.56mm NATO弾を使用する分隊支援火器である。日本やアメリカでは、分隊単位に配備され、火力支援に使用される。MINIMIとはフランス語で「ミニ・ミトラィユーズ Mini-mitrailleuse(ミニ・マシンガン)」の意味。

概要

同社のFN MAGを元に本体の重量を軽量化することにより機関手一人当たりの携行弾数を増加させる事に成功した。給弾方式はベルトリンク送弾の他に緊急時にはM16のマガジンなどを装着して発射を持続できる。冷却は空冷式で、身交換も容易である。上部のフィードトレイに、一般的なベルト式装填を行うことができるが、機関部下に200発のベルトリンクを装填できるプラスチック製弾倉M27を装着する事が多い。

二脚(バイポッド)が標準装備されており、簡単に携行できる分隊支援火器SAW = Squad Automatic Weapon)として使用されるほか、アメリカ陸軍や陸上自衛隊では三脚(トライポッド)を付けて使用することもある。ソマリアやイラクにおける各種作戦でも多用され、信頼度と射撃性能について優れた評価を受けている。

各国の採用状況

アメリカ
アメリカ合衆国ではM249の名称として、1984年にアメリカ陸軍に採用された。アメリカ海兵隊でも、分隊レベルでの支援火器として積極利用しており、特に4~5人で編成される沿岸偵察チームには必携となっている。熱対策の為、身上部にカバーを追加する改良が施されている。10年以上使われ続けた為に機械強度が低下しているものが多いという評価があるが、実際は採用された時の基本設計から様々な改良が加えられ現行では第4世代であるため、現在ではもっとも進化しているであろうタイプでもある。

イギリス
SAWとしてはL108A1として、空挺用(Para)としてはL110A1としてイギリス陸軍で使われている。軽支援火器とGPMG(汎用機関銃 :General Purpose Machine Gun)の中間の武器として採用された。特に、4人編成の分隊ではParaバージョンが重用されている。これらには、CWS(Common Weapon Sight)という、昼夜共用の光学サイトが多用されている。

オーストラリア
F89として現地生産したものがオーストラリア陸軍に採用された。特徴として、ピカティニー・レールと、1.5倍光学サイト(スコープ)が取り付けられ、またフラッシュハイダーが長くなっている。9名からなる分隊が2丁を携行している。また、少数の空挺バージョンが、空挺部隊により使われている。

カナダ
C9としてカナダ統合軍地上軍に採用された。標準的に製造されたミニミに、金属製伸縮チューブ式ストックを付けたもの。C9A1は、ピカティニーレールが採用され、3.4倍の Elcan C79スコープが取り付けられるようになっている。C9A2は銃身が短くなり、部品に緑系の迷彩塗装が施され、プラスチック製マガジンの代わりに布製のマガジンとなり、M4カービンのようなテレスコピック・ストックと、折りたたみ可能なフォアグリップが取り付けられ、標準でレーザー照準デバイス(LAM/LAD)が取り付けられている。

イスラエル
イスラエル国防軍(IDF)は最初にミニミを5.56mm版SAWとして採用し、その品質を実戦で確かめた。限られた数のミニミが1990年代前半に購入され、南レバノンで実戦に使用された。ミニミは確実に動作し、高い評価を得たが、1995年にイスラエル独自開発のIMI ネゲヴ(Negev)5.56mm軽機関銃が、よりイスラエル国防軍の要求に合致するものとして採用された。

フランス
AAT-F1の名称でフランス陸軍内で広く使われている。

ネパール
ネパール陸軍は5,500丁のミニミを使用している。2002年7月11日にベルギー政府により供給された。

スウェーデン
Ksp 90としてスウェーデン陸軍が採用している。

ニュージーランド
C9としてニュージーランド陸軍が採用している。

オランダ
オランダ陸軍は歩兵用に、FN MAGの代替機関銃として採用した。FN MAGは、まだ車両搭載用機関銃として使われ続けている。

日本
住友重機械工業がライセンス生産を行い、「5.56mm機関銃MINIMI」の名称で自衛隊が採用している。陸上自衛隊では62式7.62mm機関銃の後継として1993年度予算から調達を開始し、2010年度予算までに4244丁を調達している。陸上自衛隊だけではなく、航空自衛隊では基地警備隊やUH-60Jの自衛火器として、海上自衛隊では護衛艦の搭載火器として調達されている。ライセンス生産されたMINIMIは62式7.62mm機関銃の三脚を装着可能で、精密な射撃を要求される際に使用される。さらに長距離の射撃の際には「直接照準眼鏡」(スコープ)を装着する場合もある。銃身上部に付けられているカバーは、アメリカ軍と同様に後付けである。

M249の派生型

全てのM249には、MILES(レーザー戦闘シミュレーションシステム)用のレーザー装備を取り付けることができる。また、サードパーティー製のフラッシュサプレッサーを取り付けることもでき、ジェムテック(Gemtech)製のものは、 NATO標準のフラッシュハイダーに取り付けられるように設計されている。しかし実際にこれを取り付けると、持続射撃でサプレッサーがオーバーヒートを起こすため、あまり取り入れられてはいないようである。

M249 Para
空挺バージョン。折り畳みストック(銃床)と短いバレルが特徴。空挺部隊用として、色々な戦闘局面に対応できるようコンパクトに設計されている。

M249E4
M249をベースにしたFNミニミ・特殊用途火器(Special Purpose Weapon = SPW)で、ピカティニー・レールをフィードカバーの上に取り付け、フォアグリップを装着し、銃身を短くして、空挺スタイルの折りたたみストックM5に改修したバージョン。その他の特徴として、軽量化のため、M16マガジン用ポート・三脚装着用金具・バイポッドを廃止した。

Mk46 Mod 1
アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)が採用したもので、M249E4と似ているが、改良されたレール型ハンドガード、M249E4のM5ストックよりも軽い標準タイプの固定式ストック等の違いがある。Mk43 Mod 0 (M60E4 SEALsモデル) とは別物。

MK48 Mod0
ミニミの7.62mm x 51mm弾仕様タイプ、SEALs等少数にて潜入任務等をこなす特殊部隊は、少数対多数の戦いになる事が多く従来の5.56mm x 45mm弾仕様のミニミでは威力不足とし、米特殊作戦軍の要請のもと作製されたモデル。

その他
多数の米軍M249が、フィードカバー上へのピカティニーレール取り付け改造を施された。これで、M68エイムポイントのような、市販の昼夜共用の光学スコープや、低倍率スコープを取り付けることができるようになった。さらに一部のM249は、初期装備のプラスチック製固定ストックから、金属チューブ伸縮式ストックに改修された。

仕様

種別 分隊支援火器
口径 5.56mm
銃身長 465mm
使用弾薬 5.56mm×45
装弾数 200発箱形マガジン(M27)
    30発(M16用マガジン)
    100発(C-Mag)
作動方式 ガス圧利用(ロングストロークピストン式)、ターンロックボルト、オープンボルト
全長 1,038mm
重量 6.9kg(無装填状態)
    10kg(200発装填状態)
    6.56kg(M249 Para)
    5.32kg(MK46 Mod1)
    8.17kg(MK48 Mod0)
発射速度 ベルト給弾時 毎分725発
      マガジン装着時 毎分1000発

さらに詳しく → ミニミ軽機関銃  分隊支援火器(SAW)
外部リンク → FNH ミニミ軽機関銃のページ



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