陸上自衛隊 110mm 個人携帯対戦車弾

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009/12/12(土)
*

パンツァーファウスト3(独:Panzerfaust 3)とは、ドイツ連邦軍の携帯対戦車兵器で、ロケットブースター付き弾頭使用の無反動砲の一種である。名称は、第二次世界大戦中のドイツのパンツァーファウストに由来する。スイス陸軍はPzF84、日本の陸上自衛隊110mm個人携帯対戦車弾(LAM = Light-weight Anti-tank Munition)の名称で採用している。弾頭が装填された発射チューブは使い捨て式。旧ソ連が独自に発展させたRPG-7のようにロケットブースター付き弾頭を用い、射撃姿勢もこちらに近い。

1960年代半ばから使用されていたPzF-44(パンツァーファウスト44)とカールグスタフ無反動砲の後継として、1970年代よりダイナマイト·ノーベル社(Dynamit Nobel AG)が開発を始め、1992年より部隊配備された。訓練不十分な兵士でも扱えるよう、単純な操作法を目指した設計が行われている。

発射時の反動を相殺するため、後方へカウンターマスと呼ばれる重量物を撃ち出すデイビス式無反動砲である。この方式は発射エネルギーと同等の爆風を後方に放つことで反動を相殺するクルップ式やクロムスキット式に比べて後方爆風が少ない。カウンターマスは金属粉で、発射後は拡散し遠方に飛ばないため後方の味方に危険を及ぼしにくく、室内や閉所からの発射も可能。発射された弾頭は直後に安定翼が展開してロケットモーターに点火、加速しながら飛翔する。

弾頭と発射チューブで構成された弾薬部と、照準器とグリップ部で構成される射撃装置に2分割されており、発射の際に照準具を組み付ける。弾薬部は使い捨てで、射撃装置部は再使用が可能となっている。弾頭には成形炸薬弾を利用した対戦車榴弾のほか、爆発反応装甲に対応できる二重弾頭のタンデムHEAT弾、トーチカのような堅牢な固定目標を破壊するためのバンカーファウスト(Bunkerfaust DM32)、照明弾、訓練用の縮射弾や演習弾なども用意されている。対戦車榴弾は、弾頭先端のプローブと呼ばれる信管を伸長させてから使用するが、信管を縮めたまま発射すると榴弾として使用可能。

射撃装置は、どの弾頭とも共用でき、暗視照準具やテレビモニターを利用したリモコン式の発射架台、センサーを用いた自動発射架台などもある。照準器は光学式スコープとフォアグリップ、グリップ、ストックからなる。グリップは折りたたまれており、発射の直前に引き起こす。H&K社の刻印の入った、G3ライフル系に似たグリップと安全装置は連動しており、折りたたまれた状態では安全装置を解除できない仕組みで、グリップを折りたたむと強制的に安全装置がかかる。 のちに、砲身に取り付ける形式の Dynarange とよばれるレーザー距離計と弾道計算機を組み合わせた電子式照準具がダイナマイト·ノーベル社で開発され、有効射程が延長された。

陸上自衛隊でも配備が進められており、IHI エアロスペースがライセンス生産している。標準モデルの対戦車榴弾のほか、訓練用の縮射弾、演習弾を配備しており、照準具は通常の光学式のみを装備している。演習用に、外観と重量が本物と同一のハンドリング模擬弾セットもある。

さらに詳しく → パンツァーファウスト3  無反動砲



陸上自衛隊員になる本―入隊から入隊後の進路まで詳細データ満載 (別冊ベストカー)陸上自衛隊員になる本―入隊から入隊後の進路まで詳細データ満載 (別冊ベストカー)
(2003/02)
芦川 淳

商品詳細を見る
関連記事

タグ : 自衛隊 110mm個人携帯対戦車弾 無反動砲 携行型対戦車兵器

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/81-d1eb851a
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。