特殊潜航艇 「蛟龍」(Midget submarine Koryu)

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2009/12/26(土)
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蛟竜(こうりゅう), もしくは蛟龍大日本帝国海軍特殊潜航艇の一種。甲標的丁型が正式名称であるが、一般にはこの名で知られる。敗戦後、吉田英三らが構想した「新海軍」では、旧海軍艦艇ないしその準同型艦の再建造が幾つも企てられているが、蛟龍もその中に含まれていた。準特攻兵器のイメージが強い「特殊潜行艇」という艦種名を避け、「局地防備艇」という艦種名を新たに与え、「蛟龍隊」を60隻10隊整備する計画であった。

概要

それまでの戦訓で指摘された行動力不足を改善するため甲標的を大型化してエンジンを搭載、航続距離と乗員数を増やしたタイプであり、波号潜水艦よりもさらに小さい、最小型の通常動力型潜水艦となっている。ただし居住性を考慮すると連続行動時間は乗員の体力の消耗などから、3日程度が限度といわれる。 決号作戦(本土決戦)における日本の「切り札」すなわち水中の特攻兵器(但し、攻撃手段は体当たりではなく魚雷)と期待されて1000隻の建造が目標となり、全国各地の造船所などで最優先で建造される予定だった。しかしながら、後に海龍や回天の増産も行われることになり、蛟竜の生産数を抑える形となる。終戦時には約150隻の蛟竜が完成して各地への配備を完了しており、さらに約460隻が建造中であった。

諸元

* 全長:26.3m(終戦時のものは26.15m)
* 全幅:2.0m(終戦時のものは2.04m)
* 排水量:水中60t(終戦時のものは60.2t)
* 最大速度:水上8kt、水中16kt
* 水中航続距離:231km(125海里)/2.5kt
* 水上航続距離:1850km(1,000海里)/8kt
* 乗員:5名
* 兵装:45cm魚雷発射管×2、三式魚雷×2

さらに詳しく → 特殊潜航艇  蛟竜



本当の特殊潜航艇の戦い―その特性を封じた無謀な用兵 (光人社NF文庫)本当の特殊潜航艇の戦い―その特性を封じた無謀な用兵 (光人社NF文庫)
(2007/05)
中村 秀樹

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