US Navy Seals Mout training

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2009/12/25(金)
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Navy SEALs(ネイビーシールズ、正式名称はUnited States Navy SEALs)とは、アメリカ海軍の特殊部隊である。米特殊作戦海軍の管轄部隊であり、現在2つの特殊戦グループ、8つのチームに分かれて編成されている。

概要

SEALsの歴史は米軍の近代特殊部隊の中では最も古く、元々第二次世界大戦中に活躍していた水中破壊工作部隊(UDT)が中心となり、ベトナム戦争におけるベトコン掃討を目的として1962年1 月1日に結成された部隊である。

SEALsという名称は、SEがSEA(海)、AがAIR(空)、LがLAND(陸)と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られており、その名の通り陸海空問わずに偵察、監視、不正規戦等の特殊作戦に対応出来る能力を持つ。アメリカ軍の特殊部隊の中でも、アメリカ陸軍の特殊精鋭部隊であるグリーンベレーやデルタフォースと並び、米軍最強との呼び声も高い(水中・水上での作戦遂行能力には非常に高いものがあるが、長期間の陸上での戦闘行動は難しいものがあるとの意見もある。アナコンダ作戦では長距離行動に破綻をきたし、グレナダ侵攻でも窮地に立たされている。もっとも、海軍の特殊部隊が本来持つ任務から外れ、軽歩兵の役割も与えられており、仕方がなかったという見方もある)。因みに、部隊名はアザラシ(英語でSeal)を掛けたものでもある。

任務は通常2名から4名で行動する。(場合によっては2の倍数で増員される) 1小隊は14人~16人。士官2人、兵曹長1人、先任下士官1人、下士官・水兵10人~12人の編成とされる。

水中作戦を得意とし、水際の作戦専門部隊に見られがちだが、実際にはイラクやアフガニスタン、ソマリアなど海や河川が存在しない地域でも活動している。極限的な環境である北極圏の水中でも作業できるため、陸上の過酷な環境での作戦従事も多い。なお、一部海兵隊と混同する向きがあるが、任務や性質も全く異なる。しかし、海兵隊員と沿岸警備隊は直接選抜過程を受けることが出来る。(海兵隊は他の陸海空及び沿岸警備隊に並ぶアメリカ五軍の一つである)。

高度な水泳と潜水スキルを持っており、危険が及んだ際に「水のある所へ逃げる」ことで命拾いした例がいくつも存在する。一部SEAL輸送チームを除きパラシュート訓練が必須となっているため、空挺作戦も可能である。パラシュート降下時にゴムボートも降下させて海に着水し、空から水上作戦を展開することができる。

SEALs輸送チームはSEAL輸送潜水艇(SEAL Delivery Vehicle:SDV)という6人乗りの小型潜水艇を操作する部隊で、実際2003年のイラク戦争で海岸油田の偵察任務に使われている。潜水艇は密閉されておらず水びたしになるため、スキューバギアが備え付けてある(ドライタイプのSDVの開発が進められている。ただし、実際の上陸時には水中に出るので、水に触れずに済むのはSDV内のみとなる)。また長時間水に浸かるため、SEALsのような専門職でなければ搭乗できない。 しかしながら、SEALs輸送チームも昨今のアフガニスタンで敵拠点強襲作戦に関与している事が確認されている。イラクの海岸油田制圧ではSDVで偵察を終えたリーダーが、そのまま強襲部隊に参加した。武器・装備に関しては、任務内容や役割に応じて適意自由に選択される。

訓練課程

基礎教育課程 (5週間)
志願者は、肉体と精神力の両面を評価され、SEALs勤務の条件を説明される。

「SEAL体力審査テスト(PST)」
このPSTでは、志願者がSEALsへ入隊するにあたって、肉体的条件を満たしているか審査する。その審査の中に、1500フィート(457m) を12分30秒以内で横泳ぎまたは平泳ぎで泳ぐことや、2分以内で腕立て伏せを42回、同じく2分以内で腹筋運動を50回、1.5マイル(2.4km)をブーツを履いて11分30秒以内で走るなどが入っている。

基礎水中爆破訓練

基礎水中爆破訓練(Basic Underwater Demolition/SEAL:通称BUD/S)はSEALs入隊の本訓練と言うべき過程である。大文字の頭文字から、通称バッズと呼ばれる事もある。特殊部隊の中でも、1・2位を争うほど厳しく過酷な訓練と言われており、年にもより様々だが、志願者のおよそ30~60%が脱落する鬼門である。

「第1段階:基礎訓練課程」 (8週間)
最初の4週間は、ブーツを履いて4マイル走、フィンを付けての2マイル水泳、櫓登りや綱登りなどで構成される障害走、丸太担ぎ、ゴムボートでの訓練などの体力や精神力を極限まで追い詰める体力訓練を行う。多少の水中工作や船舶操縦術も訓練されるが、主なこの訓練の意味は、志願者のやる気や身体や精神的な強靭さ、他の志願者とのチームワークを計ることである。さらに、「水中順応訓練」(「溺死防止訓練」と呼ばれることもある)では、両手首両足首を縛られた状態でプールに投げ込まれる。この状態で20分間水面に浮いており、さらに、プールの底に落ちているフェイスマスクを取ってこなければならない。また、部屋の整頓や装備品の整備も厳しくチェックされる。

この訓練の4週間目に「地獄週間 (ヘル・ウィーク)」というものが行われる。その名のとおりまさに地獄のような訓練で、「挽肉製造機」の異名を持つ。志願者たちは5~7名のチームを作らされ、5日間で体力を限界まで追い込む。その訓練内容には、何度もずぶ濡れにされて低体温症の瀬戸際まで立たされたり、腰まである泥の中を進みボートを数マイル運んだりもする。しかも、この地獄週間での1日の睡眠時間はわずか4時間しか与えられない。この地獄週間の主な意味は、あまりの過酷さに、醜態をさらさせて仲間よりも自分を優先させる志願者を暴くためである。地獄週間を見事に突破した者は、少しの休息が与えられた後に水路学を4週間かけて学ぶ。

「第2段階:潜水訓練課程」(8週間)
潜水技術や水中工作技術の向上を図る。この8週間で水中工作の基礎を教え込まれる。主に、開放式潜水器(圧縮空気を使用)や閉鎖式潜水器(100%の酸素使用)の訓練を受け、水中からの潜入のためスクーバダイビング術を学ぶ。なお、酸素濃度100%の気体を使用する場合、酸素中毒の関係から5メートル程しか潜水できない為、上陸作戦等の一部の作戦でしか使用できない。

「第3段階:地上戦訓練課程」 (9週間)
この段階に入ると、主に地上での戦闘訓練を行う。銃器や爆発物の取扱、精密射撃、長距離偵察、ロッククライミング、航法、隠密潜入および離脱、小部隊戦術などが訓練される。この訓練の合間もほぼぎりぎりの制限時間が与えられた長距離走や長距離水泳が行われる。
この訓練の最後の3週間半は、カリフォルニア州サン・クレメンテ島で、今まで教わってきたことを活かし、広範囲な演習を行う。

訓練の間、担当教官らによる審議会(段階審査会と専門審査会)が行われ、能力不足のものに失格が言い渡される場合もある。また、残留が決定したとしても、 1つ後のクラスに再履修生として廻される事もある。 なお、この一連の訓練が終了すればBUD/Sを卒業したと看做され、卒業式が行われるが、SEALの訓練はまだ続けられる。

最終訓練

空挺降下訓練 (3週間)
BUD/Sが終了した後も、まだSEAL入隊のための訓練が続けられる。SEAL候補生は、民間訓練施設(元SEAL隊員が運営)(かつては長年ジョージア州ベニング基地の陸軍空挺学校で行われていた)空挺降下訓練に励む。訓練コースは3週間続き、第1週間は地上訓練で、降下と着地の基本技術を学ぶ。2週間目は高さ10.4mの塔からの降下着地訓練や、ブランコ式の着地訓練を装置を使っての訓練が行われる。3週目になると兵士たちはだんだん難易度を上げながら、夜間1回を含む5回のパラシュート降下を行う。無事に降下を終えた者たちは「空挺降下資格者」となる。

SEAL資格訓練(SQT) (15週間)
この訓練を受けるため、海軍特殊戦センターに戻り、15週間も訓練を行う。通信技術や舟艇操縦技術、近接戦闘、狙撃、空挺降下などを訓練する。この訓練の意味は、SEAL候補生を実際にSEALsとしての作戦に従事できる水準までに引き上げる事である。このSQTに合格すれば、海軍特殊戦章「三又鉾」を授与され、SEAL海軍下士官兵適性区分(NEC)コードを与えられる。

基礎寒冷地海洋訓練 (3週間)
SQTの後、最初の作戦部隊の配属される前の3週間は、アラスカ州コディアック島で寒中訓練を受ける。

その後は、SEALs隊員として作戦に従事するが、常時行われる実行訓練プログラムでは、外国語や30週間の衛生コースなどの技能を学ぶ。ここまでおよそ2年6ヶ月かかるといわれている。

さらに詳しく → Navy SEALs



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(2009/08/25)
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