銃の種類その1

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2009/12/10(木)
*・単発式・複身式拳

まず、拳とは片手で持って携帯できる小型の全般を指すことを明記しておく。「小型である」、「装薬量の少ない拳用の弾薬を用いる」、「片手でも射撃できる」のが拳の特徴である。小型で携帯性・秘匿性に優れるため、軍用・公用、射撃競技用など、幅広い用途で用いられており多くの種類がある。

火縄銃が伝来した直後から日本でも製造されており、「短筒」、「短銃」などと呼ばれ、洋式火器が輸入されるようになった幕末から「短銃」、「ピストル」と呼ばれるようになり、英語の「ハンドガン」が日本で意訳された言葉である「拳銃」と並んで一般的な呼称となっているほか、暴力団関係者の間では「はじき」、「チャカ」といった隠語で呼ばれている。

一本の銃身を持ち、一発の弾薬しか装填できないものを単発式と呼び、単発式の銃身を複数にして連射・斉射できるようにしたものは複銃身式と呼ばれる。後に銃身後端を切断して、ここに回転式の弾倉(シリンダー)を付けたものが作られるようになり、これが前装式回転式拳銃へと発展した。

一体型の薬莢が用いられるようになった時代から、これを装填するために銃身部と機関部の間で2つに折って装填できる形式ものが作られるようになり、単銃身~4連銃身程度のものが製造されてきたが、本数が増えるだけ重量が増すため小型の製品が多かった。

下記画像はヘンリー・デリンジャー(en:Henry Deringer)が製作した、「デリンジャー」(メーカーの所在地から「フィラデルフィア・デリンジャー」とも呼ばれる)。

フィラデルフィア・デリンジャー


・回転式拳銃(リボルバー)

弾丸を環状に並べた回転弾倉(シリンダー)に収め、それが回転することで次弾が送りこまれる拳銃。機構が単純なため弾が詰まりにくく、操作が簡単で安全性も高いが、最大でも8発程度しか弾が込められない上、装填に時間がかかるのが欠点。(大口径で多弾数の銃の場合、安全上問題のある銃も存在するため、注意が必要である。)ただし、近年ではクリップあるいはスピードローダーと呼ばれる装填用部品(装填用機器)が改良され、装填速度は改善されつつある。

下記画像はアメリカのコルト社が1990年に「コルト社初の.44マグナム」として発表した「MK-Vシリーズ」の大型リボルバーの回転式拳銃「コルト・アナコンダ」

300px-Anaconda-502.jpg


・自動式拳銃(オートマチック)

自動式拳銃とは、射撃時の反動や、火薬が燃焼する際に生じるガスの圧力を利用して、排莢や次弾装填を自動化した拳銃である。 多数の弾丸を詰めたマガジンによって次弾が装填され、マガジンは素早く交換できるため、持続的に発射できる。

一般的な自動式拳銃は、引き金を引くと一発ずつ弾丸が発射される半自動式(セミ・オートマチック)であり、全自動(フル・オートマチック)で発射できるものはマシンピストルと呼ばれ、特殊用途の製品に限定されている。

自動式拳銃は大部分の回転式拳銃に比べて装弾数が多く、連射に向いているのが特徴である。口径にもよるが、7発前後から、多いものでは30発以上(マシンピストルのグロック18では最大33発)の弾丸を装填できる。自動式拳銃の大半は銃把(グリップ)の中に弾倉を挿入する型式なので、弾倉を銃把の長さを越えてグリップ・アダプターを装着し延長することで、ホールド感を安定させつつ、装弾数を増やすことができる。

自動式拳銃の弾倉には、一列に弾丸が収められているもの(シングル・カラム)と、弾倉の幅を広げて弾丸ジグザグに収めるようにしたもの(ダブル・カラム)があり、後者は銃の大きさをほとんど変えずに装弾数を大幅に増やせることから近年広く採用されている。しかし、重量が増す上、銃把が太くなるため、陸上自衛隊では掌の小さな女性隊員などの使用を考慮して、シングルカラムのミネベア 9mm自動拳銃(装弾数 9発)を採用している。

自動式拳銃の欠点として、部品が多く、複雑な動作をするために、回転式拳銃に比べて動作不良や部品の破損を起こしやすい点が挙げられる。

 下記画像は自動式拳銃の中では世界最高の威力を持つ弾薬を扱える、イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ社(IMI)とマグナムリサーチ社が生産している自動拳銃「デザートイーグル」

300px-Desert-Eagle-p1030134.jpg


・中折れ式拳銃

中央で2つに折れ、銃身後端の薬室または回転弾倉に直接手で弾丸を装填する方式。下記画像は日本陸軍が1893年(明治26年)に制式とした国産回転式拳銃で中折れ式でもある「26年式拳銃」。

26年式拳銃


・ジップ・ガン

銃器メーカー製ではない銃。主にハンドガンが多いが、小銃もまれに存在する。ガンスミスの資格がないものが製造すると密造銃とも言う。その多くが単発式(シングルショット)。銃器メーカーが製造した銃器に比べ性能は遥かに悪いが、銃に見えない外見であるため隠匿性、携帯性に優れ、主に護身用、犯罪用、暗殺用などに使われている。中には懐中電灯や携帯電話などの日用品に似せて作られた物もある。


マスケット

マスケット銃(マスケットじゅう、英: Musket)は、先込め式の歩兵銃のことである。正確にはマスケットであり、この語だけで銃であることも意味しているがこの語が一般的でない日本では「銃」を付して呼ばれることが多い。初期のマスケットは点火機構がマッチロック式(火縄式)だった。ヨーロッパ史における初実戦はフス戦争であるといわれる。日本では火縄銃がマスケットに含まれないかのような説明がなされることがあるが、上述の通り、これは間違いである。
続いてホイールロック式のマスケットが作られたが高価な割りに信頼性が低く、この方式は余り広まらなかった。しかし、17世紀後半にフリントロック式の点火機構が発明されるとコスト低下や信頼性向上などの理由でこれが主流となった。さらに紙薬莢の発明で銃の射撃間隔は短くなり、フランスで銃剣が発明されて槍の機能も兼ねるようになり射撃時以外の防御力を高めるとマスケット銃は軍隊の中心となった。その後さらに19世紀中期には点火方式がより簡便確実なパーカッションロックとなるが19世紀後半に元込め式の銃が一般化するとこれに置き換えられていき、マスケットは表舞台から消えていった。

『三銃士』などアレクサンドル・デュマ・ペールの小説で名高い銃士(マスケティア、Musketeer)及び銃士隊は本来はこのマスケット銃を支給された乗馬歩兵、乗馬歩兵部隊のことである。アメリカ陸軍の功績章の一で、30日間連続して戦闘任務に従事した兵に贈られるCIB(Combat Infantry Badge - 戦闘歩兵章)に刻まれている意匠でもある。

下記画像はマスケット銃と銃剣。

マスケット銃と銃剣

・騎兵銃(カービン銃)

元々は騎乗での使用を想定し小銃より短く拳銃より長い銃身を持つ銃のことである。旧日本陸軍の用語では騎銃と呼称した。しかし今日では、単に全長を短め(概ね80cm以下)にした銃のことを指す。現在では市街戦や密林など取り回しの良さを求める特殊部隊用や、将校や軍用車両の乗員の自衛用として装備されている。アサルトライフルと多くの機構要素を共通化した短銃身派生種がカービンと呼ばれる。

騎兵銃のはじまりは、騎兵に歩兵用小銃は長過ぎて取り回しが不便で馬上で扱いにくい為、全長を短くし、銃を背負いやすいように吊り環の位置を変更したものである。また、ボルトアクションのカービンではボルトハンドルが他の装具に引っかかりにくいように、下方に屈曲させ、閉鎖状態で銃の側面に密着するようにしたものも多い。その取り回しの良さから、騎兵だけでなく歩兵も騎兵銃を使うようになっていった。歩兵の小銃は短縮化の歴史といえる。

アメリカ軍では小銃弾と拳銃弾の中間の弾丸を使用する半自動ライフルをM1カービンという呼称で採用している。この銃は小銃弾と異なる弾丸を使い、また歩兵の野戦装備でなく下級将校の自衛火器であって、それまでのカービンとは全く異なる概念を持った銃である。戦後、M1カービンに連射機能を付与したM2カービンが登場し朝鮮戦争で使用された。暗視装置つきのものはM3カービンと称される。

1990年代にはM16をベースに短縮化したM4カービンが採用された。取り回しの良さから近接戦闘や特殊作戦用の銃器として認知され、世界中で使用されている。他のアサルトライフルも短縮型のバリエーション持つものが多く、こうした製品は『アサルトカービン』と呼称されている。

下記画像は1941年にアメリカで開発されたカービン(機関騎銃)「M1カービン」。

M1カービン


アサルトライフル

アサルトライフル (Assault Rifle)とは、機関騎銃およびその影響を受けて発達した小型・軽量の自動小銃などを指す広範なカテゴリーのことである。アサルトライフルはサブマシンガンの掃射能力と小銃の狙撃能力を兼備した機能と、フルオート射撃時の反動制御に適した形態・構造を持ち、小口径高速弾など低反動な中間弾薬(Mittelpatrone)を用いる小型・軽量な火器である点が特徴であり、その有効射程は小銃に比して半分程度の500m前後である。

一発撃つと次弾が自動的に装填されるセミオート、引き金を引き続ける限り次々に弾丸が発射され続けるフルオートの切り替えが可能なライフルを指す。また、フルオートでは照準が難しいことと弾丸消費が激しいことから、一度引き金を引くと自動的に3発ないし2発の弾丸が発射されるバースト(点射)という機構を備えた銃もある。アサルトライフルの概念は、第二次大戦中のドイツで開発されたStG44で確立された。現在では軍用小銃の多くを占めている。

下記画像は1947年にソビエト連邦軍が制式採用した歩兵用アサルトライフル「AK-47」。

AK-47 II型


・狙撃銃 - スナイパーライフル

狙撃銃とは命中率が良く遠距離を狙い撃つための狙撃に特化した小銃を指す。精度に優れるボルトアクション式が採用されてきたが、近年ではセミオートマチック式の狙撃銃も存在する。一般には、高倍率のスコープを取り付けて遠距離射撃を容易にした小銃を指す。頬当てやバイポット(二脚)などで射撃姿勢を保ち易くしている物も多い。高い精度専用に設計されたものと、アサルトライフルなど、本来狙撃用ではない小銃から精度の優れたものを選抜した上で改造されるものがある。

かつての軍用狙撃銃は、一般の小銃の中から特に精度の良い物を選別し、スコープを取り付けただけの物が多かった。これに対し最初から狙撃専用として設計された銃は、一般の小銃に比べて部品の精度が非常に高く、弾道を安定させるために銃身は長く重く作られている。

銃床(台座部分)と銃身は干渉しないようにフローティングバレル(浮き銃身、ぴったり嵌っているのではなく1~2mmの隙間がある)が採用され、銃床も従来は木製(ウォールナット材が多かった)だったのが、材質も気温や湿度の影響を考慮して熱膨張率の低い合成樹脂や繊維強化プラスチック、金属基複合材料などを用いる傾向にある。

現在は銃身、機関部、銃床、スコープは目的に応じた各メーカー製品あるいは一部特注した仕様の製品を組み合わせ、ウェポンシステム化したものが主流になりつつあり、狙撃システムと呼ばれる製品が増えている。

下記画像はM16A4、M4A1を狙撃銃として改良した特殊目的ライフル「SPR Mk12」

SPR Mk12 Mod 0


・対戦車ライフル

対戦車ライフル(たいせんしゃらいふる)とは対戦車用途に開発された銃のことである。現在では対戦車火器としては陳腐化したが、対物ライフルと名を変えて使用され続けている。第一次世界大戦で登場した戦車に対抗するためドイツ軍が発明した対戦車火器。徹甲弾を用いて運動エネルギーで敵戦車の装甲を貫き、中の乗員、若しくは機関部などを破壊、殺傷する。しかし、人が肩で受けられる反動には限界があり、肩を痛め戦闘不可になるため戦車の装甲増加についていけなくなった。

そのため第二次世界大戦後半には陳腐化し、中戦車以上には歯が立たなくなる。どうしても戦わないといけない場合は覗き窓などの弱点を狙ったり、履帯を狙って走行を妨害する戦術を用いた。その後は成型炸薬弾を発射する個人携帯式対戦車兵器(アメリカのバズーカ、イギリスのPIAT、ドイツのパンツァーシュレックとパンツァーファウスト)が登場すると完全に対戦車火器としての地位を明け渡した。

近年になって、非装甲目標や防弾ガラス等に対する有効性や、弾丸の質量が大きい事による弾道の直進性が高いことが見直され、フォークランド紛争を機に対物ライフルとして復活した。

下記画像は大日本帝国陸軍が制式化した唯一の対戦車ライフル「九七式自動砲」。

九七式自動砲


・対物ライフル(アンチ・マテリアル・ライフル)

対物ライフル(たいぶつらいふる 英:Anti-material rifle、アンチ・マテリアル・ライフル)とはかつての対戦車ライフルに相当する大型の銃である。主に狙撃と陣地、軽車両への攻撃に使用される。対物ライフルは12.7mm弾のような大口径弾を使用する銃である。重い大口径弾のすぐれた弾道直進性を活かして、一般の小銃弾を使用する狙撃銃をはるかに上回る距離で狙撃を行える。また、大口径弾の貫通力を生かして車両への攻撃にも使われ、土嚢や壁などの障害物をに隠れる敵を殺傷することもできる。銃本体と弾薬が大型で取り回しが悪く、反動が強いため、命中精度を高めるには2脚(バイポッド)を接地しての伏せ撃ちなどが要求される。

第1次世界大戦に、ドイツは戦車を狙撃することを目的とした大口径ボルトアクション式の対戦車ライフル「マウザー M1918」を開発した。M1918は、戦車そのものを破壊するのではなく、装甲板を貫通して内部の乗員を射殺することが目的の火器だった。その後第二次世界大戦において対戦車ライフルを対人、対物狙撃用として使用した例があるが、後に装甲技術の向上などで対戦車火器としては陳腐化し、大口径の大型ライフルは一時的に姿を消した。

フォークランド紛争において、アルゼンチン軍がスコープを取り付けたブローニングM2重機関銃による遠距離狙撃を行う。同口径の火器を退役させていた英軍は対抗手段が無く、高価なミラン対戦車ミサイルを打ち込んで陣地ごと破壊するしかなかったため、より簡便な大口径ライフルによる狙撃が見直されることになった。またミュンヘンオリンピック事件等で、1000mを超える距離での狙撃能力や、強化ガラスや航空機のキャノピーを貫通できる火器を必要とした警察などにおける対テロ特殊部隊でも、大口径ライフルの需要が発生した。これらの理由が複合的に検討された結果、再び50口径級のライフルが開発されるようになる。

湾岸戦争、アフガニスタン、イラク戦争など開けた場所が多い戦場で米陸軍、米海兵隊がバレットM82による遠距離狙撃で戦果を挙げた。 警察の対テロ特殊部隊にも採用が広がっている。

下記画像はアメリカ製の対物ライフル「バレットM82A1(M107)

アメリカ製の対物ライフル「バレットM82A1(M107)


・散弾銃(ショットガン)

散弾銃(さんだんじゅう)またはショットガン(ShotGun)とは、多数の小さい弾丸を撃つ大口径の大型銃。狩猟や競技射撃で使用される。散弾銃の実包(ショットシェル)はプラスチック製のケースと金属製のリムで構成され、ケースの中にはあらかじめ多数の小さな弾丸(散弾)が封入されており、銃口より種々の角度をもって放射状に発射される。

クレー射撃競技や狩猟用途では、散弾の飛散パターンと速射性から中折れ(元折れ)式上下二連や水平二連銃が好んで使用される。また多数の弾を連射するためガスの圧力や反動を使って薬莢を排出する半自動式(セミオート)や、装弾チューブの外側にあるスライドを前後させて装弾するポンプアクション式(レピータ)の散弾銃もあり、中にはこれらを必要に応じて切り替える機能がついたものある。ポンプアクション式は速射性に劣るものの機構が簡単で送弾不良も少ないため、警察や軍で接近戦用武器として多く採用されている。

大きな1発の弾を撃ち出すスラッグ弾と呼ばれるカートリッジや、非殺傷目的のゴム弾など、様々なカートリッジが存在する。クレー射撃のようなスポーツ用や、狩猟用、警察用(暴徒鎮圧銃)や軍用などにわかれる。近年では近距離戦での有効性が見止められ警察用と軍用で発展が著しく、フルオート/セミオートマチックで射撃できる物もある。

下記画像はアメリカのモスバーグ社が開発したポンプアクション散弾銃「モスバーグM590」

モスバーグM590

機関銃、PDW、グレネードランチャーは → 銃の種類その2
参考記事 → 時代別 著名ライフル 一覧表




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