ソールズベリー(Harrison Evans Salisbury)が見た中国

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2013/05/26(日)
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天安門(てんあんもん;満州語:abkai elhe obure duka)は、中華人民共和国の北京市東城区に位置する城門。世界遺産・故宮(紫禁城)の正門であった門であり、楼上で毛沢東が中華人民共和国の建国宣言を行い、中華人民共和国の国章にもその姿が描かれるなど、中華人民共和国の象徴のひとつとされている。天安門広場とは「長安街」通りを隔てて隣接している。

歴史

天安門の場所に建てられた最初の城門は、紫禁城を建設した明の永楽帝時代の1417年に建設された「承天門」である。この門は1457年に落雷で焼失し1465年には再建されるが、1644年の李自成の北京攻撃によって明王朝が滅亡した際に再度焼失した。現在の門は清の順治帝時代の1651年に再建されたもので、このときに現在の天安門という名に改名された。

この天安門という名称は「天上の平和の門」という意味にも取れるが、満州語の名称は「天命を受けて安定した(平和な)国を治める」の意であり、それを省略した形が「天安門」と考えられる。なお、昔は紫禁城の北にある景山のさらに北に「地安門」があった。

明・清両王朝時代は、大きな法律や命令は最初にこの門から発表された。また、出発したり凱旋する軍隊を皇帝が謁見する場所でもあった。 1949年10月1日に行われた中華人民共和国の建国式典で、毛沢東は建国宣言をこの門の上で行った。それ以降この門は中華人民共和国の象徴とされる。1952年と1970年には大規模な改修が行われている。

かつては紫禁城の正門であったが、現在の故宮博物院の正門はさらに北にある「午門」となっている。

肖像画・スローガン

1930年代以降は、中央の通路のすぐ上に中国国民党の指導者の蒋介石の巨大な肖像画が掲出されていた。その後1949年に国共内戦に勝利し中国大陸を支配することになった中国共産党の指導者の毛沢東がこれをそのまま受け継ぎ、その後現在に至るまで毛沢東の肖像画が掲示されている。

肖像画の縦は約6メートルある。建国当時は軍服姿の毛沢東の肖像であったが1950年代半ばに「人民に親しまれるように」との目的で人民服姿の毛沢東に改められた(1960年説もあるが、1959年の建国10周年国慶節の映像を見るとすでに人民服姿である)。当初は張仕振が描いた完全な絵であったが、現在は写真をもとに精密に描かれたものになっている。

肖像画の絵は少なくとも建国から今日まで4回バージョンが変わっている。軍服姿(1949年~50年代半ば)→真正面からの人民服姿(50年代半ば→60年代半ば)やや斜めを向いた人民服姿(60年代半ばから80年代=毛主席語録にも採用されている有名なもの(参考))→現在の真正面からの人民服姿)。現在の肖像画は画家・葛小光の作品である。

この肖像画は油彩式で、国慶節の前日9月30日に塗り替えられ、10年ごとに更新される。1989年の六四天安門事件(第2次天安門事件)では学生が投げた(とされる)ペンキで汚されたことがある。なお2006年には60年代半ばから掲げられたバージョンの肖像画の元絵がオークションにかけられた、と人民日報が報じた。

肖像画の両側には左に「中華人民共和国万歳」(簡体字:中华人民共和国万岁)、右に「世界人民大団結万歳」(簡体字:世界人民大团结万岁)という大きなスローガンが掲示されている。なお、建国時に掲げられたものは「中央人民政府萬歲」と「世界人民大團結萬歲」であったが、1950年に左側のスローガンのみ現在の内容に変更された。

また、当初は繁体字(旧字体、左側が「中華人民共和國萬歲」、右側が「世界人民大團結萬歲」)だったが1964年に簡体字に変更された。また、1970年に木製から金属製に変更された。

参観

1988年から楼閣が一般に公開された。途中諸行事のある時や1989年の「六四天安門事件」の頃などは公開が中止されたが、おおむね継続的に一般公開は継続されている。入場券売り場と入り口は、門の北側(故宮博物院側)にある。入場料は15元で、外国人は小人も同額となっている。

かばんや荷物は一切持込が認められておらず、入場券売り場近くの一時預け所に預けることになるが、カメラの持ち込みは認められている。入場の際には空港のように金属探知装置を通った後に簡単なボディチェックを受ける。門の上での撮影は可能だが、建物内での撮影は禁止されている。門の上では記念品の発売もある。

さらに詳しく → 天安門




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(2013/02/08)
加藤弘之、渡邉真理子 他

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