FN F2000

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2009/12/18(金)
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FN F2000FN社が2001年に開発したアサルトライフルである。5.56mm×45 NATO弾 (SS109) を使用する。

概要

モジュール式を採用したブルパップライフルで、米国のOICW(現時点では、XM29 OICWのみ)の対抗として開発された。将来的に火器統制装置(FCS)を装備する必要性が生じた場合に対応できるように部品(モジュール)を交換することができる。

上部に1.6倍スコープを搭載しているが、ピカティニー・レールを搭載しているために、ダットサイトなども装着が可能。民間向けのFS2000では、ダットサイト等の使用を前提とし、ピカティニーレール+バックアップ用ピープサイトという組み合わせとなっている。また、M16のM203グレネードランチャーよりも操作性に優れたGL1グレネードランチャー(EGLM:Enhanced Grenade Launcher Module、発展型榴弾発射モジュール)を装備することができる。マガジンはM16互換。ただし、防塵用のパッキンがついているため、M16と違いマガジンキャッチを押しただけではマガジンは抜けず、マガジンキャッチを押しながらマガジンを引き抜く必要がある。

設計

同社製のブルパップ式サブマシンガンP90同様、人間工学に基づいた設計がなされている。口付近から前方に排莢が行なわれるため、左利きでも取り回しが容易であるばかりか、状況に応じ左右どちらでも構えることができる。 また、ブルパップ式においてしばしば言及されるレシーバーと射手の顔が近くなる構造が健康を害するという欠点に対しても一定の配慮がなされており、密閉性を高めたレシーバーから発生した作動音と硝煙が前方へ逃げるように設計されている。

またこの方式では、レシーバーから排莢口までの長い通路を通過することで激発直後の熱がある程度冷却された状態での外へ薬莢が排出されることになり、結果として自動小を用いた集団戦闘などにおいて懸念される「排莢された熱い空薬莢」が同僚に火傷を負わせたり集中力を削いだりする事態を未然に防ぐことが期待できる。

しかし、この構造では薬室と排莢口が大きく距離を置くこととなり、弾詰まり等のトラブルに対処しづらくなる。そのため、薬室付近に「インスペクションポート」というハッチを備え、薬室にアクセスしやすくなっている。インスペクションポートを開けると、空薬莢を排莢口に送るためのメカニズムを見ることができる。排莢口には開閉式の蓋がついているが、閉めていても一発撃つだけで空薬莢に蹴られて開くため、射撃するためにわざわざ開ける必要はない。

採用国

ベルギー軍で制式採用小として試験運用段階にあるが、アメリカ軍がF2000よりSCARに興味を示している事もあって採用国はまだ多くない。しかし、近年になってスロベニア軍が次期主力小として大量発注している。

F2000S(Sはスロベニアを表す。)と称されるこのモデルはレシーバー上部(レシーバー上部の製造はFN社ではなくスロベニアの AREX社)にピカティニーレール(F2000タクティカルとは異なり、キャリングハンドルも兼用する)が取り付けられ、スコープやダットサイトが装着出来る。2006年に6500挺を購入し、2012年までに14000挺を導入する事が決定した。これはEU並びにNATOの所属となるのに併せたもので、EGLMも既に配備されているようだ。これ以外では、サウジアラビア軍が50000挺を発注している。ほかインド、パキスタンも発注している。

仕様

種別 アサルトライフル
口径 5.56mm
身長 400mm
使用弾薬 5.56mm NATO弾
装弾数 30発(箱型弾倉)
作動方式 ガス圧利用式ターンロックボルト
全長 694mm
重量 3600g(グレネードランチャー装着時 4600g)
発射速度 850発/分
銃口初速 900m/秒

さらに詳しく → FN F2000
外部リンク → FN社USA公式サイト F2000ページ



図説・世界の銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ)図説・世界の銃パーフェクトバイブル (歴史群像シリーズ)
(2004/12/01)
床井 雅美

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タグ : アサルトライフル FN F2000 FNH ベルギー

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