フーガ CM.170 マジステール (Fouga CM.170 Magister)

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
2012/10/17(水)
*

フーガ・マジステール(Fouga Magister)は、フランスのフーガ社で開発されたジェット練習機。フーガは1958年にポテに買収され、その後1967年にシュドになり、さらに1970年にアエロスパシアルとなったため、機名は何度も変わっている。

概要

本機は、最初からジェットエンジンを動力とする練習機として開発された世界初の機体である(世界初のジェット練習機はT-33であるが、これは戦闘機であるF-80から派生した機体である)。

形態の特徴は110度のV字型尾翼と主翼付根に2基のジェットエンジンを持つことである。また全高が低いため、背の高いパイロットなら地上から直接搭乗することができた。試作機は1952年7月23日に初飛行した。

その優れた操縦性から、ベルギー、イスラエル、ブラジル他多くの国に輸出された。曲技飛行能力にも優れていたため、フランス空軍の曲技飛行隊パトルイユ・ド・フランスでも1964年から1980年まで使用された。ドイツ、フィンランド、イスラエルではライセンス生産もされた。

軽攻撃機としても運用可能であり、コンゴ動乱ではカタンガ政府軍がコンゴ国連軍への攻撃に使用し、コンゴ国連軍はスウェーデン空軍のサーブ 29 トゥンナンを投入してようやく戦局を挽回した。第三次中東戦争ではイスラエル空軍が軽攻撃機として使用し、MiG-21と空中戦も行った。

本機は50年近くもの長きに渡って運用された。フランス空軍から最後の機体が退役したのは1996年のことで、イスラエルでは近代化改修によって2000年代に入ってもしばらく使われていた。

派生型

CM.170-1:チュルボメカ マルボレII エンジンを搭載した初期生産型。761機製造。
CM.170-2:エンジンを出力4.7kNのマルボレIIAに換装したタイプ。137機製造。
CM.173 シュペル・マジステール(Super Magister):出力5.1kNのマルボレVIエンジン2機と射出座席を装備した機体。試作機が1機のみ製造。
CM.175 ゼフィール(Zephyr):フランス海軍向けにアレスティング・フックを装備した機体。30機製造。
CM.191:ポテとハインケルが共同開発したビジネスジェット機型。コックピットがサイド・バイ・サイド式に変更され、4人が搭乗できる。顧客があまりにも少なかったことから、試作のみに終わる。
IAI ツヅキット(Tzukit):軽攻撃能力向上を目的として主翼下のハードポイントを強化した、イスラエル空軍仕様。ツヅキットとはツグミの一種。
フーガ 90:マジステールの近代化改修試案。エンジンを出力7.6kNのチュルボメカ アスタファンIVGに換装し、キャノピーを広視界型に変更、アビオニクスも近代化する予定であったが、発注を得られなかった。

仕様 (CM-170-1)

乗員:2名
全長:10.06 m
全幅:12.15 m(主翼端増槽含む)
全高:2.80 m
翼面積:17.30 m²
空虚重量:2,150 kg
最大離陸重量:3,200 kg
動力:チュルボメカ マルボレII ターボジェットエンジン × 2
定格推力:3.92 kN × 2
最大速度:715 km/h
実用上昇限度:11,000 m
航続距離:1,200 km(増槽使用時)
武装:機首に7.5mmまたは7.62mm機関銃(弾丸200発)2基を搭載可能。また、100 kgまでの武装(50kg無誘導爆弾、ロケット弾)を2箇所のハードポイントに搭載

さらに詳しく → フーガ・マジステール(Fouga Magister)




93式中間練習機 NO.44 (世界の傑作機)93式中間練習機 NO.44 (世界の傑作機)
(1998/11)
不明

商品詳細を見る
関連記事

タグ : フーガ・マジステール

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/2467-59bdec96
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ