ロイヤル・エアクラフト F.E.2 (Royal Aircraft Factory F.E.2、RAF F.E.2)

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2012/07/26(木)
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FE2(RAF Fe2)は、第一次世界大戦中のイギリスの推進式複座複葉戦闘機である。

概要

ジェフリー・デ・ハビランドが設計した推進式航空機で、後に彼が設計するエアコー DH.2と共にイギリス陸軍航空隊が、1915年後半に機銃同調装置を装備したドイツ軍のいわゆる「フォッカーの懲罰」への対抗手段を与えた機体である。型番の“FE2”とは“Farman Experimental 2”の略で、同じく推進式の航空機を製作していたファルマン兄弟の機体を範にとっていた。

原型となったFE2aは第一次世界大戦まえの1913年8月に完成していたが、搭載されたグリーン発動機(120馬力)が出力不足であった為、殆ど製作されなかった。その後、発動機をビアドモア(120~160馬力)に換装しFE2bとなった。飛行性能はフォッカーEIIIシリーズに対しては優位であったが、後に登場するドイツ軍新鋭機には劣位であり、1916年後半になると徐々に昼間戦闘任務からは退き、夜間戦闘や爆撃へと任務をシフトして行った。

機体は前席に偵察員。後席へパイロットを配した縦列複座式のコクピットを機首に置き、後部胴体に発動機を備えて四枚プロペラを回し、プロペラ回転面を避けて主翼から伸びた四本の細いブームで尾翼を支える構造。

席の前に偵察員が操作する旋回式のルイス機関銃があり(前方と後方に各1。装弾数47/97発)、後方銃は偵察員が後上方を射撃する事(席から命綱なしで立ち上がって操作するので、常に滑落の危険を伴っていた)や、逆に偵察員の頭越しにパイロットが前方射撃する事も可能である。それぞれのルイス機銃は連装式に装備される場合もある。また、主翼下の爆弾架に235キロまでの爆弾を搭載可能で爆撃機としても運用可能だった。

改良型のFE2cはツェッペリン飛行船攻撃用にルイス機銃の他、サーチライトとQF 1ポンド砲(37m機関砲)を搭載する試作夜間戦闘機型だが生産数は少ない。1917年登場の最終生産型FE2dはより強力な250馬力のイーグル発動機を搭載しており、速度的な向上は僅かだが上昇性能と搭載能力が改善されている。

しかし、既にFE2d程度の性能では昼間戦闘には耐えられず、もっぱら夜間戦闘と爆撃任務に回された。旧式化したものの、結局FE2シリーズは終戦まで運用が続けられた。

主要諸元 (FE2b)

諸元

乗員: 2名(パイロット、偵察員)
全長: 9.83 m
全高: 3.85 m
翼幅: 14.55 m
翼面積:
空虚重量:
最大離陸重量: 1,378 kg
動力: ビアドモア 列型6気筒レシプロエンジン、 (160 hp) × 1

性能

最大速度: 147 km/h
航続距離: 2時間半
実用上昇限度: 3,353 m

武装

    固定武装: パイロットまたは前方偵察員が操作する、7.7mmルイス機関銃1or2。前方偵察員操作の、7.7mmルイス機関銃1or2。
    爆弾: 235 kgまで

さらに詳しく → RAF F.E.2




〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦 <上>〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦 <上>
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