【討論】中国軍事力の真実

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
2012/02/26(日)
*





中国人民解放軍第二砲兵部隊(ちゅうごくじんみんかいほうぐんだいにほうへいぶたい 中国人民解放军第二炮兵部队 英:Second Artillery Corps)は中華人民共和国の戦略ミサイル部隊であり、中国人民解放軍において重要な役割を持っている。宇宙軍として、宇宙技術開発も任務の一つのようである。総兵力約14万7千人を有するが、実態は機密のベールに包まれている。

概要

中国人民解放軍第二砲兵部隊は、中国人民解放軍の三軍(陸・海・空軍)から独立し、それらと並ぶ軍事組織であり、三軍は中国共産党中央軍事委員会が指導する中国人民解放軍四総部が軍令・軍政を行うのに対し、第二砲兵は四総部を通さず党中央軍事委員会が直接、指揮命令する。

1966年7月1日に極秘裏に設立され、1984年10月1日の建国35周年記念の軍事パレードにおいて初めて公開された。中国は当時の国際国内情勢を考慮し、戦略ミサイル部隊とは呼ばず、第二砲兵と周恩来総理が命名した。陸上における戦術・戦略弾道ミサイルの運用を担当し、潜水艦発射弾道ミサイルの運用は行なっていない。

弾道ミサイル技術はソビエト連邦からの導入で開始されたものの、1960年代以降は中ソ対立の影響により独自開発が主となった。

近年は、有人宇宙船:神舟の打ち上げ、複数衛星の軌道投入などで実証された宇宙技術を核開発にフィードバックしているとはいえ、依然として中国の核戦力(および、中国人民解放軍関連全般)は、不透明な部分が多く、所在部隊なども不明なものもあり、推測に頼らざるを得ない部分もある。

歴史

1957年:砲兵司令部内にソ連が提供した地対地ミサイルを装備する第802砲兵営創設
1961年:砲兵司令部内に4個導弾営創設
1965年6月1日:ミサイル部隊を管轄する総部創設
1966年6月6日:中央軍事委員会、独立兵種としての第二砲兵創設を決定
1966年7月1日:周恩来総理により第二砲兵と命名。創設日
1966年9月:東風2号配備開始
1971年:東風3号配備開始
1978年:第1次科学技術会議招集。科学技術委員会を設置し、8ヵ年計画を発布
1980年10月:「二砲作戦大綱」発布
1983年:発射基地の地下化プロジェクト「長城工程」開始
1984年:「二砲作戦条例」、「二砲各級指揮部工作細則」、「導弾支隊(旅)和発射大隊(営)的作戦条例」などが制定され、発射基地(軍級)-旅(師級)の建制確立
1985年:第2次科学技術会議招集。「二砲戦法」発布
1988年:中央軍事委員会、「有限核報復」戦略を発布
1991年:第3次科学技術会議招集
1996年:第4次科学技術会議招集。15ヵ年科学発展大綱を批准
1998年:「第二砲兵常規導弾在突撃戦役中的使用」を発布し、通常弾頭ミサイルの先制使用を肯定

組織

中華人民共和国軍事委員会の下に総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部の四総部があり、その下に海軍、空軍、第二砲兵(戦略ミサイル部隊)および七大軍区が置かれている。 また国防科学技術工業委員会、軍事科学院、国防大学なども軍区級組織である。国務院の国防部は外国との軍事交流などを担当しているだけで、人民解放軍に対する指揮権を持っていない。

国務院の管轄下にない解放軍はあくまで党の軍隊であり、国家の軍隊ではないとする。党と軍の関係については、憲法で中央軍事委員会の指導下にあると規定されているが党主席とは記載されていない。そのため、毛沢東など歴代の最高指導者は軍事委員会主席を兼任している。

人民解放軍が党の軍である、という立場をとるのは暴力装置である国家を操作する立場である共産党が、国家の最大の暴力装置である軍隊を管理するのは当然であると考えられたからである。建前上、人民解放軍は人民の軍隊であり、革命を遂行・防衛するための軍隊であるとされている。しかし、ソビエト連邦では第二次世界大戦後の1946年に赤軍を国家の軍隊であるソビエト連邦軍に改組している。

第二次天安門事件が発生した時に、人民解放軍が、民主化勢力(民主化運動に理解を示していた一部の政府中枢を含む)と共産党保守派のどちらかに付くかを、全世界が注視したが、中央軍事委員会主席の命令について民主化勢力の弾圧を行った。

人民解放を冠した軍隊が人民を弾圧した光景は第一次天安門事件の時に四人組からの命令を最後まで無視した姿とは余りにも対照的であったが(四人組は最終的には民兵を動員した)、人民解放軍の行動は中央軍事委員会主席の一言に左右されている事を知らしめた。この弾圧によって、国際社会の人民解放軍を見る目がいっそう厳しくなり、中国人の中にも「人民を抑圧している軍隊」という印象を持ち、人民解放軍に失望した人がいた。しかし、災害派遣等での活躍と党を挙げた宣伝活動により、イメージの改善は見られている。

さらに詳しく → 中国人民解放軍



人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力人民解放軍―党と国家戦略を支える230万人の実力
(2008/08)
竹田 純一

商品詳細を見る
関連記事

タグ : 中華人民共和国 中国軍事 中国人民解放軍

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/2354-7a9c19e0
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ