アクロン (USS Akron, ZRS-4)

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2011/09/24(土)
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アクロン (USS Akron, ZRS-4) は、1930年代にアメリカ海軍が運用した硬式飛行船である。製造元はグッドイヤー社。アクロンの名の由来は、製造元のグッドイヤーの縁(本社)のある都市名(オハイオ州アクロン) による。偵察用途ではあるが航空機を搭載し、離着陸が可能な機構を装備していた。仮に航空母艦として分類すれば、極めて特殊な数少ない船舶以外の空母の一つとなる。

概要

第一次世界大戦前後の時期の航空機は、おしなべて航続距離が短く、貨物搭載量も限られていたため、これらのデメリットを解消すべく、飛行船の軍事利用が模索されていた。そうした背景の中、アクロン号は現代の早期警戒機に近い構想に基づき建造された。

硬式飛行船であったアクロン号の全長は240m(当時米海軍で最大最強だったコロラド級戦艦でさえ全長190mであった)に達し、ガスの総容積は18万4000m3に達した。ガスはヘリウムが用いられている。偵察能力を向上させるために、航空機を5機搭載していたほか、洋上(地上)からの攻撃を避けるために、偵察要員を乗せたゴンドラ部分だけを上空から数百m下方へ降ろす装置も搭載されていた。

歴史

1931年 就航開始
1933年3月 同型船のメイコン(ZRS-5)が就航
1933年4月3日 ニューイングランド沖合にて墜落。乗員73名が死亡(生存者3名)する、飛行船史上最悪の死亡事故となっている。天候を無視した過酷な訓練が原因とされる。アメリカ海軍航空隊の父であるウィリアム・A・モフェット海軍少将も殉職した。

意義

アクロン号の後、1935年にメイコン号も墜落事故を起こし、アメリカ海軍が所有していた大型硬式飛行船の機体は退役済みのロサンゼルス(ZR-3)を除いてすべて失われている。ヒンデンブルク号爆発事故も重なり、硬式飛行船の建造は行われることは無くなった。

その後、アクロン号の教訓からアメリカ海軍とグッドイヤー社は骨格を持たない小型の軟式飛行船の増産に着手。主に沿岸での対潜哨戒任務に第二次世界大戦中を通じて160機以上も運用させていた。

搭載機

カーチス・ライト社製F9Cスパローホーク:アクロン、メイコン号専用の搭載機。偵察用のプロペラ機であり、武装は機銃のみである。

性能諸元

重量 100トン (221,000 ポンド)
体積 180,000 m3 (6,500,000 ft3)
全長 240 m (785 ft)
直径 40 m (132.5 ft)
全高 46 m (152.5 ft)
機関: ガソリンエンジン 560 hp 8基
速度 巡航速度:90 km/h (50 kt)
    最大速度:130 km/h (72 kt)
航続距離 19,594 km (10,580 マイル)
乗員 士官、兵員89名
兵装 機銃7基
航空機 4機

さらに詳しく → アクロン (USS Akron, ZRS-4)




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(2010/08/08)
牧野 光雄

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