CGN-9 ロングビーチ (USS Long Beach 【CGN-9】)

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011/09/05(月)
*

ロングビーチ (USS Long Beach, CLGN-160/CGN-160/CGN-9) は、アメリカ海軍原子力ミサイル巡洋艦である。同型艦はない。本艦は世界初の原子力水上戦闘艦である。またアメリカ海軍において第二次世界大戦後に設計建造された最初の巡洋艦である。また従来の「クルーザー船体」で建造された最後の艦である。艦名はカリフォルニア州ロングビーチに因む。

艦歴

ロングビーチは1956年10月15日にマサチューセッツ州クインシーのフォアリバー造船所に発注された。当初は CLGN-160 の艦番号であったが、1957年初めに CGN-160 に変更され、1957年7月1日に CGN-9 へと再び変更された。1957年12月2日に起工し、1959年7月14日にクレイグ・ホスマー下院議員(カリフォルニア州選出)の夫人によって命名、進水する。1961年9月9日、艦長ユージーン・P・ウィルキンソン大佐の指揮下就役した。
就役後は大西洋艦隊に配属され、バージニア州ノーフォークを母港とする。1966年始めに最初の燃料補給を行い、母港をカリフォルニア州ロングビーチに変更する。

1964年5月、ロングビーチは原子力空母エンタープライズ (USS Enterprise, CVN-65) 、ミサイル巡洋艦ベインブリッジ (USS Bainbridge, CGN-25) と共に第1原子力機動部隊(Task Force 1)を構成する。3隻は7月末にシー・オービット作戦(2ヶ月間にわたる燃料無補給航海)を開始した。第1原子力機動部隊は世界初の原子力推力艦による戦闘部隊であった。

1966年10月、ロングビーチは太平洋西部に最初の展開を行う。この最初の巡航において、ロングビーチは主にトンキン湾北部において Positive Identification Radar Advisory Zone (PIRAZ) ユニットとして活動した。ロングビーチの主な役目は敵機が識別信号を回避しようとする動きを明らかにすることで、攻撃から帰還する友軍機が安全に着陸できるようにするものであった。さらにロングビーチは探索・救助を行うヘリコプター部隊の支援も行った。この巡航中、ロングビーチは南ベトナム海軍艦艇を攻撃しようとしていたソ連製のAn-2「コルト」機撃墜を支援している。撃墜はロングビーチによる対空迎撃指示を受けたF-4によって行われた。ロングビーチは1967年7月にカリフォルニアに帰港した。

ベトナムでの任務の後、ロングビーチは西太平洋とインド洋において通常任務に従事した。1975年にはマヤグエース号事件に対処する任務部隊の護衛も行った。1980年、ベトナム沿岸で114名のボートピープルを救助した。1979年及び1980年から83年までロングビーチはピュージェット・サウンド海軍造船所において改装が行われた。この改装でBGM-109 トマホーク巡航ミサイルが運用可能となった。1980年代を通じて西太平洋、中東、大西洋に展開し、1991年には湾岸戦争の支援任務に従事した。

1995年5月1日にロングビーチは退役した。現在ワシントン州ブレマートンのピュージェット・サウンド海軍工廠で廃棄のため保管されている。

構造

本艦は設計当初から「全ミサイル」艦として設計されたが、ジョン・F・ケネディ大統領の要望で中央部に38口径5インチ砲が2基設置された。武装はテリア対空ミサイル連装発射機2基、タロス対空ミサイル連装発射機1基、前述の5インチ砲2基およびアスロック対潜ロケット連装発射機1基が装備された。また、船体中央にレギュラス巡航核ミサイル(後に四本のポラリス・ミサイルの発射管に変更)装備用のスペースがあったが、実際に搭載されたことはない。さらにロングビーチは従来形状の長船体クルーザーとして建造された最後の艦であった。その優美な船体は巨大な箱状艦橋を支えるために損なわれることになり、正確に作動しなかったフェーズドアレイレーダーは最終的に撤去された。

本艦の後に建造された巡洋艦は、リーヒ級やベルナップ級といったフリゲートから艦種変更されたものや、タイコンデロガ級のように駆逐艦から規模拡大されたものであった。艦の主機は二基のウェスティングハウス・エレクトリック製C1W加圧水型原子炉である。各基にゼネラル・エレクトリック製のタービン各一機で駆動し、スクリューが一軸ずつ装着される。最高速は30ノット(56km/h)以上に及ぶ。船体上部構造物は箱状の特異な形をしており、AN/SPS-32およびAN/SPS-33フェーズド・アレイ・レーダーが装備された。ロングビーチの艦橋は航空母艦より高いものであった。

艦歴

発注 1956年10月15日
起工 1957年12月2日
進水 1959年7月14日
就役 1961年9月9日
退役 1995年5月1日
その後 原子力艦再利用プログラム

性能諸元

排水量 基準:14,200トン
満載:17,120トン(1983年:17,575トン)
全長 219.9m
全幅 21.9m
吃水 8.8(1983年:9.1m)
機関 ウエスチングハウス式C1W加圧水型原子炉2基
    +ジェネラル・エレクトリック式ギヤード・タービン2基2軸推進
最大出力 80,000hp
最大速力 最大30ノット (56km/h)
航続距離 実質的に無限
乗員 士官、兵員 1,160名(1983年:870名(通常)、938名(旗艦時))
兵装 ・テリア・ミサイル連装発射機 2基
    ・タロス・ミサイル連装発射機 1基(1979年に撤去)
    ・アスロック8連装発射機 1基
    ・38口径127mm単装砲 2門(1963年に装備)
    ・Mk 32短魚雷水上3連装発射管 2基
    *ファランクスCIWS 2基(1983年に装備)
    *トマホークSLCM装甲ボックスランチャー 2基(1985年に装備)
航空機 ヘリコプターが着艦可能
モットー Strike Hard, Strike Home

さらに詳しく → ロングビーチ (原子力ミサイル巡洋艦)




世界の重巡洋艦パーフェクトガイド (歴史群像シリーズ)世界の重巡洋艦パーフェクトガイド (歴史群像シリーズ)
(2007/03)
不明

商品詳細を見る
関連記事

タグ : ロングビーチ 原子力ミサイル巡洋艦 アメリカ海軍

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/2187-7a1b7436
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。