クレムソン級駆逐艦 DD-226 ピアリー (Clemson class destroyer USS Peary, DD-226)

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2011/08/04(木)
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ピアリー (USS Peary, DD-226) はアメリカ海軍駆逐艦クレムソン級

クレムソン級概要

船体・兵装・機関

大量建造された「平甲板」型の最後に就役した本級は、対潜任務に使用する駆逐艦として建造が進められた。前級のウィックス級では、使用する機関方式が建造する造船所に選択を任せた結果統一されなかったため、航続距離の点でバラツキが生ずる事となった。そこで、本級では缶室の両側に燃料タンクを設置して燃料搭載量を増加させることとした。ウィックス級に続いて爆雷兵装に合うように艦尾を絞っていたが、転舵の際に波をかぶる事が分かったため修正が施された。平甲板型の船体は適度な強度を与えたが、やはり波をかぶる事を理由として、フレッチャー級駆逐艦が就役するまでの間は採用されなかった。その他の要目はウィックス級とほぼ同一である。ただし、5隻が5インチ砲を装備し、ホーヴェイとロングは連装タイプの4インチ砲を装備した。

戦歴・兵装の変遷

戦間期には、1923年9月8日のホンダポイント遭難事件で7隻を、衝突事故で2隻を失った。また、ヤーロウ社製の主缶を搭載していた57隻が、ヤーロウ缶の状態悪化により早期に除籍解体された。ロンドン海軍軍縮条約による解体を免れた内、19隻が第二次世界大戦期にレンドリース法によりイギリス海軍に貸与された。他の艦は近代化改装されるか、水上機母艦や軽敷設艦、高速掃海艇および高速輸送艦として使用された。除籍艦の中には、アメリカ沿岸警備隊で使用された艦や民間に払い下げられて果物の運搬船になった艦もある。

大西洋配備艦は中立パトロールを経てUボートとの戦いに明け暮れ、このうちボリーは、1943年11月1日にU-405と相撃ちになって翌日沈没した。アジア艦隊(英語)配備艦は南方作戦に協力する日本海軍と対決。1942年1月24日のバリクパパン沖海戦では日本側の隙を突いて上陸船団泊地を奇襲して戦果を挙げた。しかし、圧倒的な日本海軍の戦力の前に、損傷して早期に脱出した艦を除いて次々と失われていった。スチュワートはバリ島沖海戦で損傷後にスラバヤで自沈処分に付されたが処置が十分でなく、後に日本海軍によって復旧され第102号哨戒艇として就役した。他艦種に転籍した艦の中には、護衛艦不足のため駆逐艦籍に戻った艦もいる。第二次世界大戦による損耗を経て、残存した艦は1946年までに全て除籍された。旧スチュワートの第102号哨戒艇は、再接収の後に標的艦として処分された。

駆逐艦籍に留まった艦、および駆逐艦籍に復籍した艦は主砲を両用砲に換装し、魚雷発射管を一部撤去して対空兵装と対潜兵装を充実させた。また、缶を1基撤去して三本煙突になった艦もいる。

ピアリーの艦歴

1919年9月9日起工。1920年4月6日進水。同年10月22日就役。

1922年から極東で活動。

真珠湾攻撃の知らせが届いたときピアリーはフィリピンのキャビテに停泊しており、1941年12月10日のキャビテ海軍工廠空襲の際に爆弾1発が命中し乗員8名が死亡。また、ピアリーに隣接する魚雷整備工場で火災により魚雷の弾頭が誘爆をはじめたが、ピアリーは掃海艇Whippoorwillによって引き出され、火災はWhippoorwillと駆逐艦ピルズベリーによって消火された。

12月26日、日本軍が再び現れたときピアリーは航行中であり、近くに数発の爆弾が落下した。

12月27日朝までにピアリーはネグロス島Campomanesにつき、その日は擬装を行ってそこにとどまった。5機が上空を通過したが発見されることは無く、日没後にセレベス海を通ってマカッサル海峡へ向かった。翌朝日本軍機に発見され、爆撃、次いで雷撃を受けたが回避した。

新年はオーストラリアのダーウィンで向かえ、以後ダーウィンから出撃して主に対潜哨戒に従事した。2月15、16日、ピアリーはティモール島への増援および補給物資を輸送する任務に参加したが、激しい空襲を受けたためそれは中止された。

2月19日、ダーウィンは大規模な空襲を受けた。ピアリーは急降下爆撃を受けて5発の爆弾が命中したが、1発は爆発しなかった。ピアリーは戦死者80名と負傷者13名を出し、2月19日13時ごろに艦尾から沈没した。

1942年5月8日除籍。

クレムソン級主要諸元

排水量 基準:1,215トン
全長 95.8m
全幅 9.68m
吃水 3.00m
機関 蒸気タービン方式(27,600hp), 2軸
    (ボイラー×4基+タービン×2基)
速力 35.5 ノット
航続距離 4,900 nmi / 15 kt
乗員 士官 8名+海曹 8名+海士 106名
兵装
    竣工時
        50口径 4インチ砲×4基
        23口径 3インチ砲×1基
        3連装533mm魚雷発射管×4基
    1944年(ベインフリッジ)
        7.6センチ単装両用砲×6基
        エリコンSS 20mm機銃
        3連装533mm魚雷発射管×2基
        爆雷投下軌条2基
艦載艇 LCP 人員揚陸艇×4隻

さらに詳しく → クレムソン級駆逐艦  ピアリー (駆逐艦)




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M.J. ホイットレー、M.J. Whitley 他

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