SO.9000/SO.9050 トリダン (SNCASO SO.9000 Trident/SO.9050 TridentII)

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2011/06/17(金)
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用途:高速要撃機(実験機)
製造者:SNCASO(シュド・ウエスト)
運用者:フランス空軍
初飛行:1953年3月2日
生産数:12機
退役:1957年7月計画中止
運用状況:退役

SNCASO SO.9000 トリダンSNCASO SO.9000 Trident)は、1950年代のフランスの複合動力プロトタイプ要撃機。超音速で飛行する能力を有していたが、1957年7月、試作機12機が製造された時点で計画は中止された。

設計と開発

フランス空軍は、SNCAOに拠点防衛要撃機の開発を命じ、研究は1948年10月から開始された。提案された機体は、主動力をSEPR社のロケットエンジンとする肩翼機で、増強のために翼端にターボジェットエンジンを装備した。初飛行は1953年3月2日に、テストパイロットのJacques Guignardによって実施されたが、ターボジェットのみを使用したために、離陸には滑走路一杯を使う必要があった。1955年3月から、ダッソーが製造した合計推力7.34 kN(1,654 lbf)のアームストロング・シドレー ヴァイパーターボジェットエンジンを装備したトリダン I が飛行試験を開始した。このエンジンのおかげで、ロケットエンジンを使用しない場合でも、緩降下時にマッハ1を超えることが出来た。

トリダンの試験飛行は、ノンフィクションライターのBill Gunstonによると、1954年9月ににロケットエンジンが装備されるまでは「身の毛がよだつ」ようなものだったと描かれている。18ヶ月間に100回以上の試験飛行が実施され、最高速度はマッハ1.8、到達高度は20,000メートル(65,000 ft)に達した。

トリドダン IIのうち1機は、1957年5月21日に、事故のため失われた。

計画は1957年7月に中止された。これは有人航空機ではなくミサイルに重点を置くという、英国の1957年防衛白書の影響を受けたものであった。

バリエーション

SO.9000 トリダン I

2機製造。初号機は1952年の後半に完成した。2号機は1953年9月の初飛行時に墜落した。3チャンバーのSEPR 481 ロケットエンジンを装備し、2,755 lbf(12.25 N)の推力を発生した。

SO.9050 トリダン II

先行量産機として1953年に10機が発注された。より高出力(推力2,645 lbf)のチュルボメカ社製のGabizoターボジェットエンジンと、2チャンバーのSEPR 631ロケットエンジン(より微細に制御できるよう、それぞれのチャンバーが独自に着火できた)。初飛行は1955年12月21日であった。

展示機

トリダン初号機は、パリ郊外のル・ブルジェ航空宇宙博物館に1956年から展示されている。

仕様(トリダン I)

諸元 乗員: 1名

全長: 14.0 m
全高: 3.70 m
翼幅: 8.15 m
翼面積: 14.50 m²
空虚重量: 3,350 kg
運用時重量: 5,500 kg
動力:
SEPR 481 ロケットエンジン、推力12.25 kN(2,575 lbf) x 1
アームストロング・シドレー ヴァイパーターボジェットエンジン、推力3.67 kN(827 lbf)x 2

性能

最大速度: マッハ1.6

さらに詳しく → SNCASO トリダン



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