TR-85

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2011/05/21(土)
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TR-85とは、ルーマニア陸軍の配備する主力戦車である。本車は、ソ連戦車T-55の後継としてルーマニアで作られたTR-77-580を設計の基礎としている。レオパルト1の試作車輌で使用されたものと同様なT-ブロックパワーパックは、ライセンス生産されたドイツ製のV型8気筒830馬力ディーゼルエンジンをベースとしたものである。

国産の設計による火器管制装置"Ciclop"は横風観測装置とLRF(レーザー測距装置)を備え、完全に再設計の施されたサスペンションと車体両側面の6つの転輪が本車の重量を支持する。金属製のサイドスカートはこの走行装置を防御している。戦闘重量は47.2tである。原型車輛は1978年から1985年にかけて開発された。車輛の量産は1986年からである。

派生型

TR-85M TR-85の改修型。砲塔にバスルを追加した。

TR-85M1 "Bizonul" 現代化改修を施したTR-85である。追加装備されたものはより強力なエンジン、新型の火器管制装置である"Ciclop-M1"、砲口照合装置、サーマルスリーブ(砲身被筒)、レーザーシステム、熱源探知システムだった。この戦車はレーザー警報レシーバーを備え、レーザー誘導波の直射を受けずとも、その散乱した反射波を拾いあげることができる。エリア内に LRF/LDが検知されると、搭乗員は警報を受けることができる。また本車は12基の発煙弾発射器と1基のサーマルトラップを装備する。新規設計された100mm APFSDSであるBM-412Sgが配備され、この主砲の装甲貫徹能力は射程1,000mにおいてRHA換算450mmに達した。TR-85M1はまた、新規の大型砲塔を持ち、追加装甲を備えている。開発計画に関係した企業は以下の通りである。アエロスパシアル・マトラ、Sagem、Kollmorgen-Artus、Racall、エレクトロマグネティカ、Faur、Elprof、UM Resita、Aeroteh、IOR si IOEL。

TR-85M2 試験中の車輌。

DMT-85M1 新型の固定式上部車体、6.5tクレーン、パーソンズTWMP地雷除去鋤を備えた装甲工作車である。車長用にRWSを装備したキューポラがある。2007年から2009年にかけ、5輌が生産された。

基礎データ

全長 9.96 m
全幅 3.435 m
全高 3.10 m
重量 50 t
乗員数 4名

装甲・武装

装甲 徹甲弾の580mmの侵徹に抗堪
主武装 100mm A-308戦車砲、弾薬41発携行
副武装 同軸に7.62mm PK機関銃、弾薬4,500発携行
     12.7mm DShK対空機関銃、弾薬750発携行
備考 400輌生産。THM-5800 流体変速機(前進4速、後進2速)を装備

機動力

速度 60 km/h
エンジン モデル8VS-A2T2M V型8気筒ディーゼルエンジン
      860 hp
懸架・駆動 トーションバー方式
行動距離 400 km
出力重量比 17.2 hp/t

さらに詳しく → TR-85



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