中国軍は米軍空母を制することが出来るか

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2011/05/05(木)
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空母打撃群(くうぼだきげきぐん、Carrier Strike Group、CVSG あるいは CSG)はアメリカ海軍の戦闘部隊のひとつ。2006年以前は空母戦闘群(くうぼせんとうぐん、Carrier Battle Group、CVBG)と呼ばれていた。通常、1隻の航空母艦とその艦載機、複数の護衛艦(CG, DDG, DD, FFG, SSN)、補給艦によって構成される。

概要

空母打撃群(CVSG)は、第二次世界大戦以来、幾多の実戦を経験しつつ、「制海」および「陸上への力の投射」というアメリカ海軍の二大任務を遂行し続けてきた、作戦/戦術レベルの軍事システムである。

通常、空母打撃群は少将によって指揮され、総乗組員数は7,000人以上になる。1隻の航空母艦を中核に、5~10隻の護衛艦(水上戦闘艦、潜水艦)、1~2隻の補給艦から構成されており、空母は数十機の航空団(艦上戦闘機、艦上攻撃機、早期警戒機、電子戦機、艦上哨戒機、輸送機)、護衛艦は合計で300発以上におよぶ各種ミサイル(艦対空ミサイル、艦対地/艦対艦巡航ミサイル、対潜ミサイル、弾道弾迎撃ミサイル)とLAMPSヘリコプターを搭載し、その火力のおよぶ限りの空間を制圧・支配できる。

また、航空母艦の艦上に設置された打撃群司令部指揮所(TFCC)には、ワシントンD.C.の国家軍事指揮センター(NMCC)および直属の統合軍司令部 (UCC) との直通回線や、各種偵察・観測衛星からの通報回線が設置されるとともに、指揮下の全部隊についての情報が集中的に総合されており、指揮統制・情報活動のかなめとなる。

編成

空母打撃群(旧 空母戦闘群)は、1隻の航空母艦(正規空母・原子力空母)と複数の護衛艦艇、潜水艦と補給艦で編成される。その編成は、その時代の技術と要求される任務に応じて変化してきた。

任務と能力

空母打撃群は、下記のような特性を有する。

対地火力投射
広域戦闘空間支配+縦深防御
情報収集、総合および処理
残存性
機動力
戦闘継続能力

対地火力投射

空母打撃群の対地火力投射(シー・ストライク)能力は、航空母艦搭載の攻撃機による航空攻撃能力と、護衛艦(ミサイル巡洋艦, ミサイル駆逐艦, 原子力潜水艦)搭載のトマホーク武器システム (TWS) による対地巡航ミサイル攻撃能力によって構成されている。

有人機による航空攻撃 [編集]
武装満載のF/A-18E

詳細は「艦上攻撃機」を参照

艦上攻撃機は、操縦士自らが即応判断能力を有していることから、情勢変化に即座に対応でき、また、大量の火力を投射することが出来る。その一方、航空機本体だけでなく、これを運用するための莫大な航空設備が必要であり、また、多数の人員(操縦士)を前線に配置することから、敵の反撃による人的損害のリスクが高いという特性を有する。

アメリカ海軍は、大戦中より各種の艦上攻撃機を運用してきたが、現在では、戦闘機と統合したF/A-18およびその発展型としてのF/A-18E/Fといった戦闘攻撃機によって、その任務は肩代わりされている。また、対地攻撃任務の際に、敵の地対空迎撃部隊に対処するため、EA-6電子戦機が配備されてきたが、現在、その後継としてのEA-18Gの配備が進められている。

現在、空母艦上には40機前後のF/A-18C/D、あるいは発展型のF/A-18E/F戦闘攻撃機が配備されて、艦上攻撃機の主力となっている。同機は、最大で8トンにおよぶ武装を搭載でき、最長で5,000 kmにも及ぶ航続距離を有する。

巡航ミサイルによる航空攻撃

トマホーク武器システム(TWS)は、敵の反撃による損害のリスク無しに精密火力投射を行なうことが出来るが、即応性に劣り、また火力の大量投射には不向きである。空母打撃群においては、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦およびアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦がMk 37 TWSを、またロサンゼルス級原子力潜水艦がMk 36 TWSを装備している。

打撃群全体での火力量は、その他の兵装の搭載量によって左右される。水上戦闘艦搭載のMk 41VLSのセル数は、打撃群全体で302~306セルであるが、多くの場合、このうち100~150セル程度がトマホークに割かれている。その射程は、通常単弾頭(1000ポンド)のTLAM-Cで1,650 km、子弾運搬弾頭のTLAM-Dで1,250km、タクティカル・トマホークで3,000kmである。

艦砲による対地射撃

空母打撃群の水上戦闘艦は、Mk 45 5インチ砲を装備しており、これにより、沿岸地域の敵に対して攻撃を行なうことができる。

艦砲射撃は、前記の二者に対して、投射できる火力量は大きく劣り、また、射程が短いことから、敵の反撃による損害のリスクが大きくなる上、制圧可能範囲も小さくなるというデメリットがある。しかし一方で、所要のコストが前記の二者よりもはるかに廉く、また、持続的な火力発揮が可能であるというメリットもあることから、沿岸に敵対艦火力が存在せず、またTWSや艦載機を投入しない(あるいはできない)などの限定的な状況においては、依然として有力な選択肢である。

広域戦闘空間支配+縦深防御

空母打撃群は、航空母艦の艦載機、および護衛のミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、ミサイルフリゲート、攻撃型潜水艦を展開することにより、その火力のおよぶ限りの海空空間を支配し、また、自らに向かってくる脅威から身を守ることができる。

航空戦闘

空母打撃群が有する最有力の対空戦闘システムは、航空母艦より運用される艦上戦闘機および空中早期警戒機、そして艦隊のC4Iシステムによる複合システムである。また、護衛のミサイル艦は艦隊防空ミサイル・システムを備えているほか、それ以外の艦も、短距離射程の個艦防空ミサイルや近接防空火器(CIWS)などにより、最低限以上の防空能力を備えている。

打撃群の索敵可能範囲を増大させ、また、必要に応じて指揮統制を助けるため、現在、航空母艦には5機のE-2C早期警戒機が配置されている。これらは、必要に応じて遠隔地に進出し、前進配置センサーとして機能する。基本的には、その探知データは戦術データ・リンクによって航空母艦、あるいは防空中枢艦の指揮所に伝えられ、ここで処理されることとなるが、近年では、ある程度の指揮機能も有するようになっている。

空母艦上には40機前後のF/A-18C/D、あるいは発展型のF/A-18E/F戦闘攻撃機が配備されて、艦上戦闘機の主力となっている。同機は、中距離および短距離の撃ち放し式空対空ミサイルとM61 20mmバルカン砲を搭載して、最大でマッハ1.8の速度を発揮でき、最長で5,000 kmにも及ぶ航続距離を有するほか、空中給油能力も備える。また、自機装備のAPG-65 (あるいはAPG-79)レーダーのほか、戦術データ・リンクにより脅威情報を受信することができる。

一方、空母打撃群を構成する水上戦闘艦のうち、防空を任務とするのがミサイル艦(ミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、ミサイル・フリゲート)である。これらは、1950年代後半より順次実用化されたタロス、テリア、ターターの3種の艦隊防空ミサイル・システムを搭載し、これによって防空任務を行なっていた。

しかし、1980年代より、これらよりはるかに先進的なイージスシステム (Mk 7 AWS)の艦隊配備が開始され、現在、空母打撃群に配備されたミサイル艦の全てがイージス艦となっている。[1]現在の空母打撃群の一般的な編制では、防空中枢艦としてのタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦と、これに指揮されるアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦、合計3隻が含まれていることが多い。また、航空母艦自身は、改良型個艦防空ミサイル・システム(IPDMS)、Mk 31 RAMシステム、Mk 15 CIWSといった自衛防空火力を装備している。これらは、現在、SSDS Mk 2によって統合された戦闘システムとして再構築されつつある。

これらの各機・艦が受信した情報は、戦術データ・リンクを介して、各艦CIC装備のGCCS-M (旧JOTS)、そしてそれぞれの戦術情報処理装置 (ACDS, Aegis C&D)に入力される。これにより、空母打撃群全体が一体となった戦闘が可能となっているほか、将来的には共同交戦能力も導入される。

対潜・対水上戦闘

長く、アメリカ海軍は、航空母艦に固定翼の対潜哨戒機を配備してきた。しかし現在、S-3の退役完了により、艦上哨戒機は消滅しており、航空対潜戦力は完全に哨戒ヘリコプターによって占められている。哨戒ヘリコプターには、護衛艦に搭載されて、ソノブイにより外周の広範囲を捜索するLAMPSヘリコプターと、空母より発進し、吊下ソナーによりCVSG付近を捜索するCV-HELO (艦上対潜ヘリコプター)とがある。

現在、空母打撃群に加わっている全ての護衛艦が統合対潜システム(水上艦はAN/SQQ-89、潜水艦はAN/BQQ-5)を備え、また、DDG-51級の後期建造艦(Flight IIA)を除く全ての艦が曳航ソナー(TACTASS, STASS)を備えることにより、遠距離で潜水艦脅威を邀撃することができる。このうち、水上艦装備のSQQ-89はLAMPS Mk IIIと連携しているほか、これらの統合対潜システムは、対空戦システムと同様にJOTS (GCCS-M)に連接されており、より円滑に打撃群全体で対潜作戦を展開できるようになっている。

一方、CVSGが有する対水上火力としては、艦上攻撃機、水上戦闘艦[2]、潜水艦から運用されるハープーン対艦ミサイルがある。これは最大で200km程度と比較的短射程であるので、水上艦装備のものについては、基本的には自衛火力として使用される。一方、潜水艦と攻撃機装備のものについては、プラットフォームそのものが秘匿性と機動性を有することから、十分に攻撃的火力としての運用が可能である。また、攻撃機は誘導/非誘導の爆弾や対地ミサイル、潜水艦は誘導/非誘導魚雷をも装備しており、対空・対潜戦闘力に欠ける敵に対しては、これらも十分に対水上火力として期待しうるものである。一時期、上述したTLAM対地巡航ミサイルの対艦型TASM(射程460 km)の艦隊配備もなされていたが、長射程の艦対艦火力をもてあましたことから、比較的早期に退役している。

また、海上治安活動時においては、CVSGは、各護衛艦のLAMPSヘリコプターに加え、航空母艦搭載の哨戒ヘリコプターおよび多用途・補給支援ヘリコプター、戦闘救難ヘリコプターにより、立ち入り検査隊(VBSSチーム)を展開することができる。これにより、CVSGは、より効率的に海上治安活動を実施することができる。

情報収集、総合および処理

空母打撃群においては、航空母艦搭載の早期警戒機および対潜哨戒機、CVSG構成各艦装備のセンサーによる卓越した情報収集能力のほか、空母が備える旗艦機能およびSIGINTシステム、衛星通信および戦術データ・リンク・システムによって、打撃群外部からの情報もが、空母艦上のTFCCに総合され、処理される。

ジェリー・O・タトルが創案したコペルニクスC4Iコンセプトは、全ての情報を洋上部隊指揮官に集中し、その意思決定を助けることを主眼としていた。これを最大規模で体現したのが、空母打撃群のTFCCである。空母打撃群TFCCにおいては、作戦階梯(NMCCおよびUCC司令部間)で使用されるGCCSと、戦術階梯(艦隊内)で使用されるGCCS-M (旧JOTS) の両方が設置されており、空母TFCCには作戦階梯と戦術階梯の双方の情報が集中することになる。

残存性

多数艦の分散配備および個艦防御システムによる残存性。通常、CVSG (CVBG)の各艦は数海里の距離を取って行動し、一度の核攻撃による全滅を避けている。また、構成各艦は、それぞれ直接の脅威に対処できる最低限以上の能力を備えており、容易に戦闘能力を喪失するリスクを抑えている。

戦闘継続能力

空母打撃群は、編成内に補給艦を有しており、ある程度の期間は独立しての作戦行動が可能である。また、現有の航空母艦はいずれも原子力推進であり、自艦用燃料を搭載する必要が無いことから、艦載機用の燃料・弾薬をより多く搭載できるようになっている。なお、一般的な編成においては、CVSG所属の水上戦闘艦のMk 41 VLSセル数は302~308におよぶ。

機動力

移動可能であるという艦船の特性に基づく機動力。上記の要件を備えた戦闘システムが数十ノットで移動し、任意の場所に展開可能であるということは、CVSG (CVBG)の最大の特長である。

さらに詳しく → 空母打撃群



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(2010/09)
田母神 俊雄、青木 直人 他

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タグ : 空母打撃群 アメリカ海軍 中国軍 航空母艦

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