AGS-17 プラミヤ(AGS-17 Plamya、Пламя)

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2009/12/16(水)
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AGS-17 プラミヤ(АГС-17 Пламя)は、ソ連の開発した自動擲弾である。名称は、ロシア語で架式自動擲弾を意味する「Автоматический Гранатомет Станковый」の頭文字をとった略称。愛称の「プラミヤ」は、ロシア語で「炎」を意味する。

構造

AGS-17が用いる擲弾は、西側で主流となっている40mmX53よりも口径が小さいVOG-17破片榴弾である。VOG-17は口径が小さいため発射速度が速い。弾倉は30発のVOG-17を金属ベルトで連結した金属製ドラム(約 14kg)を用いるが、給弾機構の構造上、実際には29発しか射撃できない。射撃モードは半自動・全自動・5発バースト・10発バーストの4種類から選択できる。引金は押金式で、T字型の握把を利用して弾道を誘導する。AGS-17は、改良型のAGS-30用のVOG-30も用いることができる。西側のMk19に射程で劣るが、重量は半分ほどで、持ち運びのし易さ、移動の容易さを求めた設計になっている。

本体の上部には、各射距離での弾道表が記載されており、金属製サイトでは800mまでの照準が可能だが、2.7倍のPAG-17光学照準器装着時には1700mまで照準可能になる。AGS-17は、通常、6T8三脚架上に設置した状態で歩兵が用いるが、装甲戦闘車両の車上に据えることもできる。また、ヘリコプターの昇降扉に据えたり、艦艇上に搭載できるようにしたタイプもある。

運用

ソ連の自動擲弾開発は、1968年に始まり、1971年に装備採用された。アフガニスタン侵攻では装甲車両に肉薄するムジャーヒディーンに対して絶大な威力を発揮し、現地ではBMP-1やMT-LB・BMD-1にAGS-17を搭載できるように応急改造された車体が活躍した。その後も、チェチェン紛争をはじめとした各地の局地紛争で広く使用されている。現在、ロシア連邦のヴャーツキエ・ポリャーヌイ市の「モーロト」工場で生産継続中であり、ロシア以外では、ブルガリア、ユーゴスラビアで生産されている。

派生型

AGS-17A
航空機搭載型。Mi-8ヘリに設置することが可能である。

AGS-17M
艦載型。

アルクス AGS-17
ブルガリアのアルクス社が製造するAGS-17。砲身のリブが変化しており、AGS-17では発射機の左上にあるサイトが発射機直上に移動している。弾薬はVOG-17を基にしたRHV-HEF高性能炸裂榴弾とRHV-TP訓練弾を使用。

ツァスタバ BGA-30/M93
ユーゴスラビア(現セルビア)のツァスタバ社が製造するAGS-17。全長が925mmに延長されているが、砲身長は290mmのままである。弾薬はVOG-17の改良型であるTG-M93高性能炸薬対人破片榴弾を使用。

性能

身長 290mm
使用弾薬 30mmX29
装弾数 29発金属リング付き円筒弾倉を使用
全長 840mm
重量 18kg(本体のみ)
      31kg(6T8三脚架とのセット)
発射速度 350-400発/分
有効射程 800m(金属サイト使用時)
      1,700m(光学照準器使用時)

さらに詳しく → グレネードランチャー  AGS-17  AGS-30



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(2004/12)
坂本 明

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