ノースロップグラマン X-47 ペガサス (Northrop Grumman X-47 Pegasus)

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2011/03/12(土)
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ノースロップグラマン X-47 ペガサス (Northrop Grumman X-47 ペガサス)はノースロップ・グラマンがアメリカ海軍向けに開発しているステルス無人戦闘攻撃機である。

開発

概念実証機のX-47Aはバート・ルータン率いるスケールド・コンポジッツ社で製造され、2003年2月23日にモハーヴェ砂漠で初飛行した。

続いて実用型のX-47Bが製造されることになっていたが、2006年、アメリカ軍の4年ごとの国防計画見直しに際して計画は一旦キャンセルされた。しかし、2007年8月1日、米海軍省はノースロップ・グラマン社の開発計画案を承認し、J-UCAS計画を再編した海軍独自の無人戦闘攻撃機開発計画を決定した。最低6億3580万ドル(約762億円)が拠出され、X-47をベースにした無人戦闘攻撃機の実証機の開発が継続されることとなる。

X-47Aではプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製のJT15Dターボファン単発、最大離陸重量2.7t程度の全翼機で、機体平面形はただの四辺形であった。より大きな搭載量と航続距離を求められたX-47Bではエンジンはプラット・アンド・ホイットニー F100の単発とされ、機体規模は格段に大きくなった。また、平面形も翼幅・翼面積・アスペクト比がより大きなものとされた。

2008年3月21日付けのアビエーションウイークによると、X-47Bは操縦士抜きで航空母艦からの発艦・着艦が可能、連続飛行可能時間は50から100時間。最大の特徴は、レーザー光線と高出力マイクロ波(HPM)で敵のミサイルや通信施設を破壊することができることにあるという。

ミサイル防衛システムとは異なり発射段階にある敵の弾道ミサイルをレーザーで迎撃することで敵のミサイル発射基地までも一挙に破壊することができるとのこと。空対空ミサイル(搭載重量最大2045キロ)も装備し、多様な方法で敵のミサイルを迎撃することも可能となる。

X-47Bは2011年に開発が完了する予定だが、政府関連の事業計画の評価を行っている戦略予算評価センターでは、アメリカ海軍の空母打撃群では伝統的に戦闘機パイロットが重視される組織上の傾向があり、無人攻撃機の導入には現場からの反発があり、更にはイラクやアフガニスタンでの戦争の継続を受けて予算上の問題などから、この計画が2009年度で廃案となる可能性があった。

戦略予算評価センターではアメリカの国防戦略上、重要なこの計画を進行させるためにはアメリカ海軍内に存在する無人攻撃機に対する心理的障壁を取り除く事なども必要だと論じている。

アメリカ海軍が2009年度予算で申請中の無人戦闘攻撃機開発のために必要経費は約2億7600万ドル(約295億円)、計画を通しての総開発費用は15億ドル(1600億円)となる見通し。

近年、中国が開発中の東風21D対艦弾道ミサイルに対する対抗策として、X-47Bの利用価値が再評価されており、開発は継続されている。

X-47Bは2011年2月4日、エドワーズ空軍基地で初飛行に成功した。初飛行は29分。飛行高度5,000フィート。2013年に実際の空母を使った離着陸テストの実施を目指し、将来は日本を拠点にする第7艦隊の空母打撃群に配備する。

スペック(X-47A)

* 全長: 8.50 m
* 全幅: 8.47 m
* 全高: 1.86 m
* 空虚重量: 1,740 kg
* 最大離陸重量: 2,678 kg
* 動力: プラット・アンド・ホイットニー JT15Dターボファンエンジン × 1
* 推力: 14.2 kN × 1
* 作戦行動半径: 1,500 nmi以上
* 実用上昇限度: 12,000m以上

さらに詳しく → X-47



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(2011/01/19)
青木 謙知

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タグ : X-47 UCAV ノースロップグラマン ペガサス アメリカ海軍 ステルス 無人戦闘攻撃機

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