ZPU-4 (ЗПУ-4)

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2011/02/10(木)
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ZPU-4(ロシア語: ЗПУ-4)とは、第二次世界大戦直後にソビエト連邦が設計した4連装の牽引式対空機関砲である。本稿では派生形である単装のZPU-1と2連装のZPU-2についても解説する。ZPUシリーズは、歩兵用に開発された口径14.5mmのKPV 重機関銃を対空用の砲架に搭載させる形で開発された。口径が20mm未満のため、機関砲では無く機関銃であるともされる。

概要

ZPU-4とZPU-2は1945年に、ZPU-1は1947年にそれぞれ開発が開始され、1949年にはZPUシリーズはすべて制式採用された。ZPUシリーズの銃身は空冷式で、容易に交換が可能である。銃1挺当たりの最大連射速度は600発 / 分であるが、実際の連射速度は150発 / 分に制限されている。弾丸にはBS.41徹甲焼夷弾(API)、BZT徹甲焼夷曳光弾(API-T)、ZP焼夷曳光弾(I-T)の3種類が用意されており、銃1丁につき1,200発が弾薬箱に装填される。

4連装式のZPU-4の砲架は4輪式で、射撃時にはジャッキを下ろして地面に固定する。射撃と移動の準備にはそれぞれ15~20秒程度かかるが、必要とあればジャッキを下ろさなくても射撃は可能である。2連装式のZPU-2の砲架は2輪式で、2種類存在する。前期型は大型の泥除けが付き、射撃体勢に入る際には車輪を外す。後期型は車軸を折りたたんで砲架を接地させる分、射撃と撤収の準備時間がやや短くなっている。ZPU-2後期型の砲架はZU-23-2にも流用されている。単装式のZPU-1は2輪式であり、不整地移動時にはそれぞれ80kg以下の部品に分解して輸送する。

実戦

ZPUシリーズは朝鮮戦争で初めて実戦投入され、北朝鮮の朝鮮人民軍や中国人民志願軍に供与されて使用された。ソビエト連邦軍では1960年代により大口径の23mm機関砲を装備し威力と有効射程高度を強化したZU-23-2が開発され更新されたが、退役後は世界中の東側諸国や共産ゲリラ組織に供与されている。ベトナム戦争においても北ベトナム人民軍や南ベトナム解放民族戦線が使用し、アメリカ軍のヘリコプターに対する一大脅威と見なされた。現在も世界中の紛争や戦争で広く用いられており、九州南西海域工作船事件において自沈した北朝鮮の工作船にもZPU-2が1基搭載されていた。

弾丸

BS.41徹甲焼夷弾

弾芯:炭化タングステン製。

* 弾頭重量:64.4g
* 砲口初速:976m/秒
* 装甲貫通力:32mm(距離500m、入射角90°)

BZT徹甲焼夷曳光弾

弾芯:鋼鉄製。

* 弾頭重量:59.56g
* 砲口初速:1,005m/秒
* 曳光剤:距離2,000mまで燃焼

ZP焼夷曳光弾

* 弾頭重量:59.68g

弾丸はブルガリア、ルーマニア、ポーランド、エジプト、中華人民共和国でも生産されている。

派生形

* ZPU-4
    o 56式(中国製)
* ZPU-2
    o 58式(中国製)
        + ZU-23-2
* ZPU-1

自走式

* BTR-40A - BTR-40の兵員区画にZPU-2を搭載した自走式対空砲。
* BTR-152A - BTR-152の兵員区画にZPU-2もしくはZPU-4を搭載した自走式対空砲

この他にも、各種の装甲戦闘車輌の屋根やトラックの荷台にZPUシリーズを搭載して即席の自走式対空砲とすることも多い。

さらに詳しく → ZPU-4



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タグ : ZPU-4 対空機関砲 ソビエト連邦

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