スオミ KP/-31 (Suomi KP/-31)

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010/12/16(木)
*





スオミ KP/-31とは、フィンランドで開発された短機関銃である。“KP”とはフィンランド語で短機関銃を意味する“Konepistooli”の略称であり、スオミ(Suomi)とはフィンランドを指す言葉である。

歴史

開発経緯

20世紀、フィンランド国防軍の制式短機関銃は試作型のスオミM1922を経てスオミ KP/-26を使用していた。KP/-26はコッキング・ハンドルとボルトを別にし、射撃中の反動を抑えることに成功、またレシーバー後部のキャップを回転させることにより、発射速度の調整が出来て銃身の交換も容易だった。しかし、大きくカーブしたバナナ型弾倉は送弾不良などが多発した。

1930年、これまでにさまざまなフィンランド軍の兵器開発に携わっていた銃設計技師アイモ・ラハティは、KP/-26の弱点を改良したスオミ KP/-31の試作型を発表し、翌年にフィンランド軍に制式採用された。

採用後の事績

1939年11月30日、フィンランド領内に4個軍・計70万人のソ連軍が侵攻した(冬戦争)。兵力・火力共に劣勢のフィンランド軍は善戦し、KP/-31もその一翼を担った。 本銃を用いたスキー部隊(通称:シッシ部隊)の一撃離脱攻撃により、ソ連軍を一時的に国境外に追い出すことに成功した。

ソ連軍は鹵獲したM1931を持ち帰りPPSh-41など短機関銃開発の参考にした。またスイス、デンマーク、スウェーデンでもライセンス生産され、大戦中はフィンランドに駐留していたドイツ軍でも使用された。KP/-31は、1990年代までフィンランド軍で使用された。

性能

KP/-31はKP/-26の装弾不良などの欠点を解決するため、バナナ型弾倉に替えてドラム型弾倉を採用し、セレクターにも改良を加えた。71発のドラム弾倉の他に20発・40発・50発の箱形弾倉が使用できた。コッキング方式はボルトアクションのように行い、発射時の反動が少なかった。

長所としては、射撃時の反動が少ないこと、銃身交換が容易なこと、レシーバー後部のキャップを回転させることで発射速度の調節が可能であることが挙げられる。短所は6kg以上という重量であり、71発ドラム弾倉の装填時の総重量は7.36kgに達した。

仕様

種別 短機関銃
口径 9mm
銃身長 314mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 20発/40発/50発(箱型弾倉)
     71発(ドラム型弾倉)
作動方式 シンプル・ブローバック方式
      オープン・ボルト撃発
全長 875mm
重量 4870g
発射速度 750~900発/分
銃口初速 396m/秒 (1,298.8ft/秒)

さらに詳しく → スオミ KP/-31



フィンランドの歴史 (世界歴史叢書)フィンランドの歴史 (世界歴史叢書)
(2008/10/28)
デイヴィッド・カービー

商品詳細を見る
関連記事

タグ : フィンランド サブマシンガン KP/-31 短機関銃 スオミ

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/1906-70f75933
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。