ジュゼッペ・ガリバルディ (Giuseppe Garibaldi, C 551)

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2010/12/12(日)
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ジュゼッペ・ガリバルディ(イタリア語: Giuseppe Garibaldi, C 551) は、1985年9月に就役したイタリア海軍軽空母。その名は19世紀の革命家ジュゼッペ・ガリバルディに由来する。

艦歴

ジュゼッペ・ガリバルディは、1975年の海軍法に基づいてフィンカンティエリモンファルコーネ造船所に1977年に発注され、1981年に起工、1983年に進水し、1985年に竣工した。イタリアは1937年に制定された空軍法によって「海軍は固定翼機を保有しない」と定めており(ヘリコプターは回転翼機であって固定翼ではないため海軍でも保有が認められた)、当初、公式にはヘリ空母として計画された。

1977年の発注から起工した1981年までに何度かの設計変更が行われているが、設計当初から飛行甲板として、勾配6.5度のスキージャンプ台を装備、VTOL機の運用を意図していた。イタリア海軍は航空兵力の取得に熱心で、法で認められたヘリコプターの艦艇への搭載はアンドレア・ドーリア級護衛巡洋艦(計画当初、のちミサイル巡洋艦、1964年就役)で初めて行われたが、これは空母船型以外の水上戦闘艦艇にヘリコプターを複数搭載した世界初の例でもある。1967年にはイタリア海軍向けハリアー50機の購入契約が結ばれたが、空軍法によってキャンセルされた経緯もあった。

空軍法の改正前のイタリア海軍は、同艦のスキージャンプ勾配を「甲板への波浪の影響を避けるため」と説明していたが、1988年にはアメリカ海兵隊のハリアーとのクロスデッキ演習も行われている。1989年に空軍法が改正され固定翼機の保有が認められると訓練用の複座型ハリアーを発注、アメリカへの要員の訓練を委託した。翌1990年には単座型16機プラスオプション8機を発注し、1994年から順次引き渡された(3機は完成品輸入、13機はイタリア国内での最終組み立て。オプション8機は行使せず)。

現在ではグロッタグリエ海軍航空基地に展開するGRUPAER(固定翼航空部隊)がハリアーIIプラスを16機、複座型TAV-8Bを2機、計18機を運用しており、任務によって艦載ヘリコプターASH-3との混載を行っている。

2007年に新空母「カヴール」が就役するのと入れ替わりに大規模修理に入る予定。

設計と装備

機関

防振支持台に載ったガスタービンエンジンはそれぞれ2基ずつが、前後2箇所に分けられた機関室に収められている。このガスタービンエンジン 4基によるCOGAG方式という点ではイギリス海軍のインヴィンシブル級航空母艦と同様であるが、煙突は1本にまとめられており、特に前部機関室からの排気筒が斜めにほとんどアイランドを前から後ろまで貫く形で後部機関室から垂直に伸びる後部排気筒とつながって排煙されている。

船体

本艦の船体構造は、航空母艦を小型化したものではなく、護衛艦を大型化したものに近いとされている。[1]格納庫は前後2か所に分けられており、全長は合計で110メートル、幅15.6m×高さ6.3mとなっている。エレベーターは舷側式ではなく船内設置方式を採用しており、やや右舷側によって艦の前後部に各1基の合計2基が設置されている。いずれも18m×10m、8角形で、約15tの耐荷重を有する。

滑走路は全長165m×幅12mで、その前端部にはスキージャンプ勾配が設置されている。このスキージャンプの角度は6.5度で、改装前のインヴィンシブル級の7度や、改装後のインヴィンシブル級および制海艦系列の各艦、ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフで採用された12度よりも浅い。また、小型の艦でも航空機の運用能力を確保するため、引き込み式のフィンスタビライザーを装備している。

武器システム

本艦は重装備で知られており、就役時にはテセオ艦対艦ミサイルによる対水上打撃力、DE-1160LF 船首装備ソナーおよびILAS-3 3連装短魚雷発射管による対潜戦闘力を備えていた。このうち、とくに艦対艦ミサイルは、西側諸国の空母としては唯一の装備であったが、2003年に近代化改装を行った際、指揮通信装備の増設に伴う重量増を解消するために撤去された。

要目

艦種 軽空母
排水量 基準:10,000 t
    満載:13,850 t
全長 180.2m(飛行甲板全長:174m)
全幅 33.4m(飛行甲板全幅:30m)
吃水 6.5m
機関 COGAG方式(82,000hp), 2軸推進
    LM2500ガスタービンエンジン 4基
速力 30kt
航続距離 7,000nmi / 20kt
乗員 550人(航空要員230人、司令部要員45人)
兵装 Mk.29 8連装ミサイル発射機
    (アルバトロス短SAM; 48発) 2基
    40 mm 連装機関砲
    (ダルド・システムを構成) 3基
    ILAS-3 3連装短魚雷発射管 2基
艦載機 AV-8B+ ハリアー II + 16機
    またはSH-3D 18機
    搭載数:格納庫12機、露天係止12機
C4I 海軍戦術情報システム
    (リンク 11/14; リンク 16対応予定)
    IPN-20戦術情報処理装置
レーダー AN/SPS-52C 3次元レーダー
    MM/SPS-768 (RAN 3L) 2次元対空捜索
    SPS-774 (RAN-10S) 低空警戒
    SPS-702 CORA 対水上
    SPN-749 航法
    SPN-728 着艦誘導
    RTN-30 射撃指揮
    RTN-10X 射撃指揮
ソナー DE-1160LF 船首装備
電子戦・対抗手段 SLQ-732 ECM装置
    SCLAR チャフ・フレア発射機
    SLAT 対魚雷システム
    SLQ-25 ニクシー 曳航式デコイ
モットー Obbedisco

さらに詳しく → ジュゼッペ・ガリバルディ



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