ヘッケラー&コッホ P2000 (Heckler & Koch P2000)

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2010/11/01(月)
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H&K P2000は、ドイツの銃器メーカーであるヘッケラー&コッホ(以下H&Kと記載)が同社のH&K USPをベースとして開発された自動拳銃である。

概要

USP(正確にはUSPコンパクトのドイツ制式採用版のP10)の小型改良版として2001年に開発されたのがこのP2000である。元々多くのバリエーションを持つUSPではあるが、女性警察官からグリップが太すぎるとの声が上がっていた。そこで、同じくドイツの銃器メーカーであるカール・ワルサー社のワルサーP99の特徴であるバックストラップを交換可能とする事で、手の小さい女性でもグリップがフィットする設計になったのと同時に、左利きの射手に配慮し、操作系統も交換できるようになっている。この特徴から、P2000は極力左右対称のデザインとなっている。

また、グロック17のセーフアクション、ワルサーP99のクイックアクション機構と同様、撃針がダブルアクションとシングルアクションの中間にあり、双方の重さとストローク(長さ)で引金を引く機構(LEM)を採用している。弾薬は9mmパラベラム弾、.40S&W弾の他、オプションで.357SIG弾から選択できる。

なお、日本警察により平成22年4月から正式採用としてこのけん銃を採用している。これは本年11月に開催されるAPECを契機に採用したものであり、専用のランヤードが付属し、口径は9ミリパラベラムである。実際に、本年5月6日に日本テレビ系ニュース番組内の特集である「密着!警視庁SP要人警護の舞台裏」の中では、警護員がP2000の実弾を使用した訓練映像が流れている。このけん銃が採用されたのは、すでに特殊急襲部隊が同社のUSPを使用していることや、小型で女性でも扱いやすく、安全性も高いということがある。現段階では、特殊任務用としているが、制服警察官にも配備される可能性が高いといわれている。 この銃を採用するに当たり、グロック社製のけん銃との競合が行われたが、やはり扱いやすさと安全性からP2000のみが採用されたといわれている。 警察内部での呼称はP2000

バリエーション

* P2000
* P2000SK - P2000のコンパクトバージョン。SKは「Sub Kompakt」を意味する。

また、引金を引く重さの違い、システムの相違からV1~V5(ヴァリアント)までのバリエーションが存在する。V3ではシングルアクション/ダブルアクションの切り替えが出来るレバーが装備されており、V5ではDAO(ダブルアクションオンリー)が採用されている。

性能

口径 9mm、.40、.357
銃身長 98mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
      .40S&W弾
      .357SIG弾(オプション)
装弾数 13+1発
     16+1発
     12+1発(P2000SK)
作動方式 ダブルアクション
    ティルトバレル式ショートリコイル
全長 173mm
    163mm(P2000SK)
重量 704g
    680g(P2000SK)
銃口初速 350m/s
有効射程 50m

さらに詳しく → H&K P2000
外部リンク → HK P2000



図説 銃器用語事典図説 銃器用語事典
(2008/04/10)
小林 宏明

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