銃器初心者の方へ【銃とは】

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2009/12/15(火)
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(じゅう)とは、火薬や様々な気体の圧力を用いて、高速で弾丸と呼ばれる小型の飛翔体を発射する武器の総称。運動エネルギーによって対象を破壊することを目的としており、狩猟や戦闘に用いられる。特に大型の物は砲と呼ばれ区別される。拳、小、機関などがある。 旧陸海軍および自衛隊では口径20mm以上、海上保安庁では同30mm以上を砲と呼ぶ。

火薬を用いるものは小型火器に分類され、火器以外の銃としては、空気銃が代表的である。空気銃は狩猟のほか、兵士や警官の訓練にも用いられ、これに関連した遊戯銃として、エアソフトガンがある。 また、何らかの物体を高速で射出する装置を銃として形容することもあり、電子銃や釘打機(ネイルガン)がこれにあたる。 一般には、口径が 20ミリ未満のものを銃と呼び、20ミリ以上のものを砲として分類する、狩猟や戦闘において武器として使用されるほか、美術価値を持つものもある。「銃」という漢字は元来、斧の峰部分に設けられた柄を差し込むための穴を表し、転じて主に金属製の筒から弾丸を発射する武器を表すようになった。また現代中国語では、「槍」の字を用いる。

銃の歴史

銃の誕生には諸説あるが、14 世紀末に原型が開発されたといわれる。戦史上初めて登場したのは15 世紀の初期。

* 15世紀前半 - フス戦争において、ヤン・ジシュカに指揮されたボヘミアのフス派の軍隊が銃を組織的に運用し、西欧の騎士を主体とした軍隊を破る。
* 1473 年 - 銃を主兵器とするオスマン帝国のイェニチェリが、白羊朝の遊牧騎馬軍団を破る。
* 1514 年 - 銃を主兵器とするオスマン帝国のイェニチェリが、サファヴィー朝のクズルバシュ騎馬軍団を破る。
* 1540 年 - 現在の拳銃の原型が開発される。
* 1543 年 - 鉄砲伝来。日本の種子島に火縄銃が伝えられる。その後半世紀程で日本は当時世界最大の銃保有国となる。
* 1650年代 - 火縄式(マッチロック式)から火打ち式(フリントロック式)に移り変わる。
* 1775 年 - アメリカ独立戦争でライフル(施条式銃)が普及する。
* 1822 年 - アメリカ人のジョシュア・ショウがパーカッションロックを開発する。
* 1836 年 - サミュエル・コルト、リボルバーを開発。
* 1858 年 - S&W社から金属薬莢式拳銃であるNo.1リボルバーが発売される。
* 1872 年 - コルト、現行リボルバー銃の元祖である「コルトSAA (Single Action Army)」を開発。
* 1893 年 - ドイツ人のヒューゴ・ボーチャードにより自動拳銃が開発される。
* 1914 年 - ボルトアクション式ライフルが普及する。

構造から見た銃の歴史は以下の通り。

15世紀頃に使用されたハンドキャノンと呼ばれる銃の祖先は、パイプの一端を閉じて握りを付け、側面に小さな穴を開けた物で、使用時は側面の穴から火の付いた棒を差しこんで火薬に着火した。両手がふさがるため戦闘には不向きで、その後に片手で扱えるように着火装置が工夫され、取り付けられることになる。

火縄銃として知られる銃はマッチロックと呼ばれる着火方式の銃で、銃身と銃把を持ち、火皿を備えていた。火皿は銃身の横に取り付けられており、小さなくぼみの底に穴があり、それが方向を90度変えて銃身にあけられた穴とつながっている。(但し、「90度変えて」穴とつながった方式は、日本では一般的であるが、日本以外の地域のものは、銃身横の穴に直接火皿が繋がっている)火皿には火薬が盛られており、引き金を引くと火のついた縄が火皿に倒れこむ事で着火した。着火すると穴を通じて銃身内部の火薬に火がまわって弾が発射される。マッチロックは生火を扱うので悪天候に弱く、また燃え続ける火縄の補充と管理に手間がかかる。

マッチロックの欠点を克服するために、火打ち式(または燧発式)が開発された。最初に登場した火打ち式銃はホイールロック(歯輪銃)と呼ばれるもので、引き金を引くと黄鉄鉱片に押しつけた歯車状のやすりがゼンマイの力で回転してこすれ合い、火花を発生させて火皿の火薬に着火する。ホイールロックは構造が複雑なため確実性に乏しく、また高価であったため、兵器としてはあまり普及せず、貴族の決闘用などに用いられた。その後に登場したのが瞬発式火縄銃の機構を改造して生まれたフリントロック(火打石式銃)で、引き金を引くと、火打石が強力なばねの反発力で火蓋に取り付けられた鋼鉄製の火打ち金に倒れこみ、火花を発生すると同時に、火蓋が開いて火皿の火薬に着火する。

この方式は広く各国の軍隊に普及した。インカ帝国はフリントロック式の銃で征服されている。日本においてこのフリントロック方式は全く普及しなかった。その理由として、品質のよい燧石が産出できなかったことと、それに伴い発射に充分な火花を得るために、ハンマーに当たる部分のバネを非常に強くする必要があり、ハンマーが起こしにくくなったことと、トリガーが引きにくくなったことが当時の兵士に不評であったこと、他、高温多湿で雨の多い日本では、フリントロック方式の方が生火を使うマッチロック方式より実用性に欠いたという皮肉な事実が普及しなかった理由とも言われている。

雷汞(らいこう)が発明されると、これを火薬の着火に応用する試みが多くの人々によってなされたが、その決定版となったのがパーカッションロックである。銃身の後端から伸びた細いパイプの先端にパーカッションキャップと呼ばれる雷汞を詰めた金属管をはめ込み、引き金を引くとハンマーが落ちてキャップを叩き、雷汞が発火して発射薬に着火する仕組みである。銃口を除けば開口部が無くなった為、水の入り込む余地が少なく、発射が天候の状態に左右されなくなった。コルトのパーカッションロック式リボルバーは西部開拓時代にインディアンとの戦争に盛んに使用されている。

銃がマズルローダー(前装式)からブリーチローダー(後装式)に変わると発射ガスの漏洩を防ぐために金属薬莢が考案され、これを元に連発銃が開発される。これは従来の単発銃と異なり、弾倉を備え、特定の動作で弾薬の再装填が可能な銃であり、その完成版と言えるのがモーゼルのボルトアクション方式である。連発小銃と機関銃は日露戦争や第一次世界大戦などで猛威を振るった。この頃、自動拳銃や機関銃の自動装填機構を小銃に応用して自動(装填)小銃を開発する研究が行われ、やがて第二次世界大戦時のアメリカで使用されたM1ガーランドが最初に制式化された自動小銃となった。 ナチス・ドイツではサブマシンガンと自動小銃の中間的な銃であるアサルトライフルを開発した。ドイツの影響を受けた旧ソ連ではAK-47が採用されたが、アメリカはM14といった自動小銃を使い続けた。しかし、後のベトナム戦争においてM16など5.56mm弾を使用するアサルトライフルを主力に切り替えることになる。現在はアサルトライフルが歩兵銃の主流となっている。

銃の基本操作

現代の銃器の基本的な操作と挙動は以下の通り。用語については次項を参照。

1. 弾を込める。バレルの後端に備えたチェンバー(薬室)に実包を装填する。
2. 狙いをつける。グリップやストックで銃を持ち、照準器を用いて狙いを定める。
3. 撃発。トリガーを引く。それによってハンマーが落ち、ファイアリング・ピンを押し出して、カートリッジ底部の雷管を叩く。
4. 発射。薬莢内の火薬が急速に燃焼し、その燃焼ガスによって弾丸が押し出され、銃口から飛び出す。弾丸は対象物に向かう。
5. 着弾。対象に当たり、弾の運動エネルギーにより、対象を殺傷ないし破壊する。

銃の用語

銃でよく用いられる用語について記述する。

銃の各部

バレル(銃身) - 発射された銃弾が通る管状の部品。ライフリングが施される物が多い。またリボルバー方式のものは、バレルとシリンダーの間には少しだけ隙間がある(鉛などの弾丸を使用したときに削れてしまい、全弾撃ち終る前にシリンダーがバレルとの間の鉛のくずで動かなくなってしまうのを防ぐため。)この隙間を、シリンダーギャップと呼び、大きければ大きいほど銃口初速が低下する。

マズル(銃口) - バレルの先端で、銃弾が飛び出す部分。反動を軽減するために穴を空けたものを銃口制退器(マズルブレーキ)と呼び、発砲炎を消すため、または少なくさせるためのものを銃口消炎器(フラッシュサプレッサー)と呼ぶ。

ライフリング - バレルの内部に施される螺旋状の溝。銃弾を回転させ、精度を増す作用を持つ(ジャイロ効果)。

チェンバー - ボルトにより運ばれた銃弾が詰められる部分で、バレルの根元にあたる。バレルよりも直径が大きくカートリッジの厚さくらい広く作られている。この直径とカートリッジの直径の差をチェンパーギャップという。リボルバーではシリンダー内のカートリッジが収まる部分を言う。

ボルト - 一般にバレルの後ろにあって、銃弾を装填したり、排出するために働く部品を支えている金属のこと。

サイト(照準器) - ねらいをつけるための部品。サイトのうち、銃の前方にあるものをフロントサイトや照星、後方にあるものをリアサイトや照門という。クレー射撃などに用いられる散弾銃には照門が存在せず、自分の目がその代わりとなる。

バイポッド - 銃を地面などにつけて支えるための脚で、二脚のもの。三脚のものは、トライポッドと呼ばれる。小銃でよく用いられる。

マガジン(弾倉) - 銃内部に銃弾を収める部品。一般的に箱状で交換ができる。この交換する動作をリロードと呼ぶ場合がある(本来は薬莢に雷管・火薬・弾頭などを再び込めなおし、カートリッジ(実包)にすること)。

レシーバー - 銃の本体部分。拳銃ではフレームと呼ぶ。

遊底 - レシーバーなどと組み合って、銃の機関部を覆う部品。オートマチック拳銃などでスライドとも呼ばれる。

グリップ(銃把) - 銃を支えるために、手で握る部分。

トリガー(引き金) - 銃弾を発射する際に指で引く部品。

トリガーバー - トリガーとシアを連結し、シアの固定を解放する部品。

ディスコネクター - 銃の状態に応じてトリガーバーとシアの関係を離す部品。

シア - ハンマーをスプリングの力がかかった状態で固定する部品。

ハンマー(撃鉄) - 銃弾を撃ち出す際、スプリングにより動き、ファイアリングピンを叩くもの。古い銃では、ファイアリング・ピン同様に雷管を直接叩くものもある。

ファイアリング・ピン(撃針) - 射撃の際、ハンマーなどの力により、実際にカートリッジの雷管を叩く棒状の部品。

ストック(銃床) - 銃の底部で、一般に肩に当てる部分。

スプリング - バネのこと。銃の内部では様々なバネが用いられる。

セーフティ - 安全装置の総称。誤って弾丸が発射されないようにする機構。多くの種類がある。

銃の方式

シングルショット(単発式) - 弾が一発のみこめられる銃。次の弾を撃つには装填操作をする。セミオートマチックで、一発だけ発砲する意味で用いられることもある。

リピーター(連発式) - 複数の弾薬を収める弾倉が存在し、弾倉から薬室へ弾薬を給弾する機構を一回の発射ごとに手動で操作するもの。ポンプアクション、レバーアクション、ボルトアクションなどがある。

リボルバー(回転式) - 回転するマガジンを持つ銃。回転式銃を連発式銃の一種とみなす慣習もある。

オートマチック(自動式) - 複数の弾薬を収めるマガジンが存在し、マガジンからチェンバーへの給弾を自動的に行うもの。

セミオートマチック(半自動式) - オートマチックのうち、引き金を常に引いても、弾が一発しか発射されないもの。

フルオートマチック(全自動式) - オートマチックのうち、引き金を引いている間に、弾が連続して発射されるもの。連発式ともいう。その発射間隔を連射速度(サイクル)と呼ぶ。

バースト - オートマチックのうち、引き金を引くと、弾が2~3発発射されるもの。また、その射撃の仕方。

単装銃 - バレルを一本だけをもつ銃。ただし、大半の銃はこれが普通のため、この語が用いられることはあまりない。


T91-3 (65).JPG* 連装銃
- バレルを複数もつ銃。単発式銃に実質的に連射機能を与えることができる。銃身の数がわかっている場合、「装」の字を省略して「二連銃」「三連銃」などと呼ぶことが多い。ガトリングなどもこの方式である。1砲身あたりの発射弾数が減るので、サイクルを上げても銃身が熱によって変形、または発射不能になりにくい特徴を持っている。

シングルアクション、ダブルアクション - 銃の射撃操作。各項及び拳銃を参照。

弾の用語

口径 - 弾頭の直径。銃弾や、それを扱う銃の種類を示すために用いられる。アメリカではインチ、ヨーロッパではメートル法が主として使われる。

カートリッジ(実包) - 現代銃の多くで用いられる弾で、火薬を収めた薬莢と、その力によって飛ぶ弾頭などが一つにまとまったもの。

弾頭 - カートリッジの先端部分で、これが飛翔して目標に向かう。

薬莢 - カートリッジのうち、火薬が詰まった筒状の部分。底部は雷管。

プライマー(雷管) - カートリッジ底部中央の部品。撃発の際に撃針で叩かれる衝撃により、火花が飛び散り薬莢内部の発射薬を燃焼させる。.22・.22LR・.22マグナム等はリムがこれを兼用する。

装薬 - 薬莢の中に入っている発射薬のこと。プライマーの火花で着火し、急激な燃焼でガスを発生させてカートリッジ先端の弾頭を押し出す。

リム - 薬莢の底部横にある張り出し、若しくはカートリッジ後部に刻まれた溝より後ろの縁部分。撃ち終わった薬莢を薬室から引き出すためにエジェクター・エキストラクターが引っかかる部分。前者を「リムドカートリッジ」と呼び、現在ではリボルバー用のものが多い。後者を「リムレスカートリッジ」と呼び、ライフル弾や自動拳銃の弾薬に多く見られる。

ショルダー-使用する弾頭によってはない場合もある。NATO弾などはリムと弾頭の口径が異なる実包に多く見られる。カートリッジの直径が小さくなるところから小さくなりきったところまでのこと。このカートリッジを使用する主な理由は、火薬量を増やし、弾頭の初速を上げるためである。この構造を持つ弾薬を「ボトルネック」と呼び、ライフル弾には一般的な構造。ただし、一部口径を除くマウザーシリーズ・トカレフTT-33 ・FN Five-seveN・南部式自動拳銃・GLOCK31/32/33の弾薬もこの構造を持つ。

さらに詳しく → 



銃の基礎知識―銃の見方から歴史、構造、弾道学まで銃の基礎知識―銃の見方から歴史、構造、弾道学まで
(2008/09)
小林 宏明

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