2010/10/16(土)

HK53とは、ヘッケラー&コッホ社のHK33の短縮型カービン・モデルである。
概要
ヘッケラー&コッホ社では、5.56mm NATO弾を使用するアサルトライフルであるHK33をグループ2に分類しており、これを元にして、特殊作戦などの用途を狙い、銃身などを短縮化したのがHK53である。
HK53は、HK33シリーズよりも銃身を179 mm短縮しており、全長にして、160mm(銃床展張時)/145mm(銃床短縮時)の短縮を実現している。これは、9mmパラベラム弾を使用する短機関銃であるH&K MP5の伸縮式銃床採用型に近い大きさである。このため、サブマシンガンと呼称される場合もある。
作動機構はHK33と同様にローラー遅延式ブローバックを採用し、トリガー・グループなど、一部の部品については、MP5との互換性が確保されている。
HK33シリーズがA1/A2からA3/A4に発展するに従って、HK53もA3準拠のモデルが開発された。また、装甲車の銃眼から射撃できるように改設計されたHK53 FPWが派生したほか、G3以来引き継がれてきた金属製ドラム型照準器のかわりに、1.5倍の光学スコープを固定装備したGR2も開発された。
性能
口径 5.56mm×45
銃身長 211mm
ライフリング 6条右転
装弾数 20/25/30/40発(箱形弾倉)
作動方式 ローラー遅延式ブローバック
全長 780mm(銃床展張時)
590mm(銃床短縮時)
重量 3,320g
発射速度 700発/分
銃口初速 750 m/s (2,460.6 ft/s)
有効射程 400m
さらに詳しく → H&K HK53
外部リンク → Heckler & Koch
![]() | カラシニコフライフルとロシア軍の銃器たち (ホビージャパンMOOK 199) (2007/03/08) 不明 商品詳細を見る |
- 関連記事
-
- PPD-40 短機関銃 (ППД-40 Пистолет-пулемёт)
- ハーネル MP28 短機関銃 (Haenel MP28 Submachine gun)
- ランチェスター短機関銃 (Lanchester submachine gun)
- M50 レイジング (M50 Reising)
- スオミ KP/-31 (Suomi KP/-31)
- ステン短機関銃 (Sten、Stengun)
- PM-84 Glauberyt (Pistolet maszynowy wzór. 1984 Glauberyt)
- ヘッケラー&コッホ HK53 (Heckler & Koch HK53)
- PP-19 ビゾン (PP-19 Bizon、ПП-19 Бизон)
- M3サブマシンガン/グリースガン (M3 Submachine Gun、Grease Gun)
- スターリング・サブマシンガン (Sterling submachine gun)
- ベレッタ Modello1938/42 モスキート (Beretta Model 38、Moschetto Automatico Beretta Modello 1938A)
- CZ スコーピオン EVOIII (CZ SCORPION EVO 3、Škorpion EVO III )
- ヘッケラー&コッホ UMP(Heckler & Koch UMP)
- ステアー TMP (Steyr TMP、Tactical Machine Pistol)
タグ : H&K HK53 ヘッケラー&コッホ Heckler&Koch
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/1775-13df5768
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック