S-400 トライアンフ (SA-21 Growler 、C-400 Триумф)

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2010/10/05(火)
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S-400 TriumfトライアンフC-400Триумф≫)はアルマズ(en)がS-300を改良し開発したロシア連邦軍の新世代地対空ミサイルシステムである。NATOコードネームはSA-21 グラウラーであり、以前はS-300PMU-3として知られていた。このミサイルは性能でS-300シリーズを凌駕し、また米国のパトリオットミサイルに比べ少なくとも二倍の射程距離を誇るとも言われている]。

ロシアの資料によれば、S-400は400km先の六つの目標に対する同時処理能力を有しているとされる。 このミサイルは航空機、巡航ミサイル、そして弾道弾迎撃ミサイル制限条約の効力で縛られるため限定的だが射程3500km、秒速4.8kmまでならば弾道ミサイルへも対処可能である。さらには高次元の対ステルス戦能力も備えているとされる。S-400は将来的には2012年に完成が期待されるS-500シリーズに代替される可能性がある。

開発

S-400システムの開発は1990年代末から開始された。ロシア空軍による正式発表は1999年1月。同年の2月12日にアストラハンのカプースチンヤールで行われた初試験が成功。この成功によってS-400は2001年の配備が決定した。しかし同年、計画は事故により延期に直面する。2003年に配備への準備が整ったと明らかにされたが、しかし八月に二人の上級参謀によってS-400は陳腐化したS-300Pを用いた試験ではまだその段階には無いとの発表がなされた。最終的に、開発終了は2004年2月だとされる。また同年4月に新型迎撃ミサイル"48N6DM"を用いた試験で弾道弾迎撃に成功した。

配備

報道によれば、標準的なS-400装備の大隊は8機の発射機と32発のミサイル、移動司令部から構成されるとされる。将来的には23個師団にそれぞれ8から12機のS-400を2015年までに調達すると計画されている。

2007年5月21日、ロシア空軍は7月よりS-400をモスクワと中央ロシアへ実戦配備すると発表した。さらに情報では、詳しい配備場所はエレクトロスターシ(英語)近郊だと言われる。

2007年8月6日、ロシアのテレビ報道はS-400を装備した最初の連隊がモスクワ州のエレクトロスターシ近郊で活動を開始したと報じた。ロシアの情報では、この連隊は特別目的コマンド(Special Purpose Command)、第1防空軍軍団、第9防空軍師団、第606"ゼニス"ロケット連隊であるとされ、モスクワと中央工業地帯の防衛を担っている。

2008年2月8日、Vladimir Sviridov中将はロシア軍は北西においてS-300をさらに進化したS-400で代替すると発表した。これはロシアは彼らの弾道ミサイル防衛システムの主要要素を2020年ごろまでS-400に担わせることを計画していることを意味した。

S-400の簡略化版も輸出市場を狙っており、伝えられるところでは中国がすでに5億ドルを費やしたとされる。また、中国が開発計画の一部を担う可能性もあるとも報告されている。ロシアはアラブ首長国連邦とギリシャにも購入を打診した。また、イスタンブルで開かれた第9回国際防衛産業フェアにおいて、トルコも購入に意欲を見せたとされる。

イランのような国がこのミサイルの購入に意欲を見せることはアメリカの注意を呼ぶ。下院国家会議副議長ウラジーミル・ジリノフスキーは最優先でS-400をイランへ輸出することを促した。このようなモスクワとテヘランの関係を強化するように見える動きに対しワシントンは対応に苦慮している。

韓国はアルマズの支援を受けCheolmae-2と呼ばれるS-400の簡易版の開発を行っている。Cheolmae-2はアルマズ製多機能X-バンドレーダー車両、指揮管制車両、韓国版"9M96"ミサイルを装備した複数のTEL車両から構成される。主契約者はサムスン電子とタレス・グループの合弁会社サムソンタレス。

2009年3月17日、RIAノーボスチはロシアはS-400が数年以内に輸出されることは無いと報道。また翌日にはベラルーシが二個大隊分のS-400システムの輸入を正式に要請していたと報じた。インドやイランがこのミサイルの購入に興味を示しており、トルコでは長距離対空ミサイルの選考においてS-400とパトリオット PAC3を比較し2010年に決定するとされる。

2009年8月26日、ロシアの高級将校は北朝鮮のミサイル実験への対抗処置としてロシア極東にS-400を配備すると発言した。最近の報道では20億ドル分の輸出契約がロシアとサウジアラビアの間に成立したとされる。この契約の元、少なくとも8機の発射機と32発のミサイルが購入された。

ミサイル

* S-400は400km先の空中目標の迎撃を想定している。
* 弾道ミサイル防衛能力は弾道弾迎撃ミサイル制限条約によって制限されるギリギリの能力を有する。
* ロシアの軍事情報に精通するCarlo Kopp氏はS-400の先進的なレーダーシステムは低RCS目標へも十分な性能を有すると主張している。
* レーダー探知距離は将来的に500~600kmへもなるとの説もある

さらに詳しく → S-400 (ミサイル)



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(2010/08)
武田 善憲

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