ベレッタ Modello1938/42 モスキート (Beretta Model 38、Moschetto Automatico Beretta Modello 1938A)

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2010/09/11(土)
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ベレッタ Modello 1938Aは、第二次世界大戦にイタリアで開発された短機関銃である。愛称は「モスキート」。

開発の経緯

第一次世界大戦前後、各国では短機関銃の開発が盛んに行われていた。イタリアでもより軽く、頑丈かつ射撃精度のいい短機関銃の開発を求めた。当時自動式拳銃の開発で有名になったイタリア古参銃メーカーベレッタ社の設計者ツオレ・マレンゴーニは、拳銃の開発と平行して短機関銃の開発に着手する。1938年になってベレッタ社はModello 1938A(M38A)を完成させ、イタリア軍に制式短機関銃として採用された。

特徴

M38Aは、シンプル・ブローバック方式を採用し、2本の引き金によってセミ/フルを撃ち分けることが出来た。 ベレッタ社独特の上質な仕上げは大戦末期になってから銃身覆いなど工作過程の一部で省力化されたのみで、イタリアの降伏まで高い品質は維持され続けた。しかし、その反面同世代の短機関銃に比べてコストが高く大量生産には向かなかった。弾薬はベレッタ製拳銃の弾薬を共用することが可能で、使用する箱型弾倉は装弾数に応じて10/20/30/40発用の4種類が用意されていた。また初期型には着剣することもできた。

運用

M38Aはおもにイタリア陸軍の空挺部隊などで使用された。のちにベレッタ社はM38Aの短縮型であるModello 38/42(M38/42)を開発する。M38AとM38/42はイタリア国内に駐留していたドイツの国防軍や武装親衛隊にも供与され、MP738(i)の名称で準制式となり広く使用された。また、当時同盟国であったルーマニアにも輸出され、ルーマニア軍でも運用された。

イタリア降伏後

1943年にイタリアは連合国軍に降伏し、大量に残されたM38Aは、ドイツ軍が接収し自軍の制式兵器とした。その後もサロ共和国と抵抗を続ける北イタリアのドイツ軍の為にM38A及びM38/42の製造は続き、1945年末にはM38/42をわずかに改良したModello 38/44(M38/44)が開発され、ドイツ軍ではこれをMP739(i)として採用した。

戦後

第二次世界大戦終結後、残存していたM38Aシリーズは再編されたイタリア軍および警察に改めて採用され、M38/44はModello 1と改称の上で生産が再開する。その後、Modello 2からModello 5までの段階的改良を経て使用され続け、ベレッタM12による更新が完了したのは1970年代だった。

性能・仕様

種類 軍用短機関銃
製造国 イタリア王国
設計・製造 ベレッタ社
口径 9mm
銃身長 315mm
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 10発/20発/30発/40発
全長 800mm
重量 3900g
銃口初速 550m/秒

さらに詳しく → ベレッタ Modello 1938A
外部リンク → Beretta公式サイト



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(2008/06/30)
ロザリオ ヴィッラリ

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