Mk19 自動擲弾銃 (Mk.19 grenade launcher)

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2010/07/21(水)
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Mk.19 自動擲弾銃(-じどうてきだんじゅう; 英語: Mk.19 grenade launcher)は、ベルト給弾方式の自動擲弾発射器(グレネードマシンガン)である。ベトナム戦争以来運用されている。

概要

Mk.19は、40mm擲弾を最大で毎分300-400発の連射速度で発射し、持続連射速度は毎分40発程度の性能である。本体重量は33kg。最大射距離は2200mだが、有効射程は1600m、照準は1500mまでの目盛となっている。75m未満の射距離では、射手みずからが被害にあう可能性がある。銃口のフラッシュハイダーの効果と発射ガスの少なさから、射撃位置の秘匿性に優れている。AN/TVS-5夜間照準具の使用で、夜間でも射撃可能である。

使用される弾薬は40×53mm擲弾であり、M203 グレネードランチャーの40×46mmとの互換性はなく有効射程距離が10倍以上も違う別物である。M203は技術的には「低速度」擲弾に分類され、主に対人用の榴弾を射撃する。Mk.19は「中速度」であり、対人・対装甲両用の多目的榴弾を射撃する。

主な使用弾薬はM430多目的榴弾である。この弾薬の危害範囲は、弾着地点から半径5m以内の人員を殺害、半径15m以内ならば負傷する。直撃ならば約5cmの装甲を貫通でき、歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車に有効な打撃を与えられる。集団で行動する歩兵に対して特に有効である。弾薬は32発から48 発をまとめて一つの金属容器に収納し、その重量は20kgから30kgである。Mk.19は、Mk.18手動多目的擲弾銃の後継装備品である。

構造

作動原理はブローバック・オープンボルト方式で、レバーを倒すと弾薬は機械的に薬室へ給弾される。引き金を引くと、ボルトが閉鎖して撃針が開放され撃発、弾丸が射出される。発射ガス圧を受けたボルトが後退して排莢と装填を行う。 この作動方式は、まれに射手を事故に巻き込むことがある。弾詰まりを起こした場合、射手は薬室から弾丸を抜き出すが、このときにボルトが閉鎖してしまうと弾丸が炸裂する場合があり、近隣の人員を死傷させる。生産は、ジェネラル・ダイナミクスおよびサコー・ディフェンスが行っている。

運用

元々はアメリカ海軍がベトナム戦争時に、メコン川の哨戒艦艇に搭載したものであるが、改修を重ねてアメリカ陸軍でも運用されるようになった。射撃は通常1個班で行い、三脚または車載銃架に搭載される。主な搭載例は、海軍の哨戒艦艇およびハンヴィー、ストライカー装甲車、ジープなど多数にわたる。陸軍では12.7mm重機関銃M2と選択されて使用される。

イスラエル国防軍も採用しており、歩兵および機械化部隊が運用している。スウェーデンは、Grsp 40mm自動擲弾銃としてMk.19のライセンス生産を行っている。ベトナム戦争ほか、湾岸戦争(1991年)およびソマリア内戦(1993年)でもアメリカ軍が使用している。現在、イラク戦争でも運用中である。

仕様

銃身長 41.28 cm
使用弾薬 40mm×53
作動方式 APIブローバック方式
全長 109.5 cm
重量 32.92 kg(本体のみ)
    62.43 kg(三脚など一式)
発射速度 60 rpm(急速射)
      40 rpm(持続射)
銃口初速 240.7 m/秒

さらに詳しく → Mk19 自動擲弾銃



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(2006/06)
坂本 明

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