ルイス軽機関銃(Lewis Gun、Lewis Automatic Machine Gun)

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2010/03/12(金)
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ルイス軽機関銃(ルイスけいきかんじゅう、英語: Lewis Gun)とは、主に第一次世界大戦期にイギリスで生産された軽機関である。連合国側で広く使用されたほか、第二次世界大戦でも一部で使用された。

開発経緯

原型は1911 年にアメリカ人・サミュエル・マクリーンにより設計され、アメリカ陸軍の退役大佐アイザック・ニュートン・ルイスの手によりに完成した。しかしアメリカ国内でこののパテントを購入し生産しようというメーカーは無く、陸軍にも採用されなかった。その後ルイスにより海外への売り込みが図られ、1913年にベルギー陸軍が採用、翌年にはイギリス陸軍にも採用され、イギリスバーミンガム・スモール・アームズ(Birmingham Small Arms)によりLewis Gun Mk.1の名で量産された。

47連発または厚みのある97連発型のパンマガジン(皿形弾倉)は上・側面のみカバーされていて、下から見ると先端を弾倉中心に向けて装填された弾が露出して見える。発砲時には弾倉自体が右回転する。身を空冷放熱カバーが取り巻いているのが外見上の特徴のひとつである。これは身の前方まで覆っていて、発射ガスにより周囲の空気も前方に吹き出し、後部から新たな空気が流れ込んで冷却効果を高めるものである。なお航空仕様ではこれは取り外されており、銃床(バットストック)も振り回しやすい握り(グリップ)に変更されている。

運用

第一次世界大戦中にはイギリス陸軍で使用されたほか、軽量であることが評価されてフランス陸軍やアメリカ陸軍でも採用され、ロシア帝国軍も6000挺近くを購入したことが記録されている。アメリカでは弾薬を.30-06スプリングフィールドとした仕様が生産された。地上用の軽機関銃としてだけでなく、航空機搭載用としても用いられ、史上初の航空機銃となった。偵察機などの旋回機銃として搭載するほか、戦闘機の固定機銃として複葉機の上翼の上に装備された。

第一次世界大戦後、イギリス陸軍ではブレン軽機関銃に更新されるなど、各国で第一線から退いていった。第二次世界大戦ではホーム・ガードをはじめとした民兵などの装備となり、また北アフリカ戦線で活動するL.R.D.G(Long Range Desert Group)の車輌にも搭載、これを捕獲したドイツ軍は7.7 mm leMG 137(e)の名をつけている。第二次大戦後の戦場にも非正規装備として少数が使われており、朝鮮戦争、インドシナ戦争からベトナム戦争、グレナダ侵攻、ユーゴスラビア内戦でその存在を確認されている。

日本海軍は九二式七粍七機銃(ルイスの頭文字から留式7.7mm機銃とも)として採用し、航空機の旋回機銃や陸戦隊用などとして第二次世界大戦でも広く使用した。日本陸軍の九二式重機関銃と名称が類似するが、まったく異なる銃である。初期には輸入していたが、後に国産化され、少なくとも1944 年(昭和19年)まで横須賀及び豊川海軍工廠で生産が続き、終戦まで使用された。搭乗員が手袋を付けた状態で使用しやすいようにトリガーガードが大型化されたものもあった。使用弾薬はイギリス軍と同じ.303ブリティッシュ(7.7mmx56R)弾であり、日本陸軍の7.7mm弾との互換性は無かった。

一方、日本陸軍では1915年に、ルイス軽機関銃と外見のよく似た試製軽量機関銃甲号を開発している。これは口径6.5mmで、三年式機関銃をもとに小型化した機関部にルイス式の放熱筒と皿型弾倉を付けたもので、ニ脚ではなく小型の三脚を用いていた。

性能

口径 7.7mm(0.303インチ)
銃身長 635mm
使用弾薬 7.7mmx56R
装弾数 47/97発
全長 1250mm
重量 12.15kg

さらに詳しく → ルイス軽機関銃  バーミンガム・スモール・アームズ(Birmingham Small Arms)



〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦 <上>〔戦略・戦術・兵器詳解〕図説 第一次世界大戦 <上>
(2008/01)
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