銃の各部名称

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2010/03/05(金)
*銃の部品・各部名称:アサルトライフル編

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①後部照準調整つまみ
弾道はゆるやかな弧を描くため、射程距離に応じて後部照準を上げ下げするためのつまみ。古い銃や簡素な銃には付いていないものも多い。AK-47など(以下、 AK系)では、丸い部品をスライドさせることにより照準の角度を変えるという、簡素な機構になっている。

②の右側の、銃口側の長い部品「ハンドガード(被筒)」
フォアハンド、フォアグリップとも。構える際、通常左手で保持するための部品。銃身の熱を遮断する働きもある。図の銃では複合樹脂製であるが、銃によっては木製のものもある。また、この部品の下部に(あるいは取り外したり専用のものに付け替えたりなどして)グリップを付けたり、グレネードランチャーを取り付ける場合もある。なお、この部分に垂直に取り付けられたグリップをバーティカル・フォアグリップと呼ぶことがある。狭義で「フォアグリップ」という場合、バーティカル・フォアグリップを指すことが多い。

③消炎器(フラッシュサプレッサー)
発射の際に銃口から噴き出る発射炎が、射手の視界を遮らないように、多方向(2, 4, 6, 8方向が多い)に発射炎を拡散させる。また、形状の違いでマズルブレーキ(制退器)としても作用するものもある。

フラッシュサプレッサー

詳細は「フラッシュサプレッサー」を参照

④排莢口または排莢孔(エジェクション・ポート)
空薬莢を排出する箇所。図では防塵蓋(ダストカバー)が閉まった状態になっている。機構によっては、防塵蓋のないものがある。これを開くと遊底(ボルト)が見え、コッキングレバーを引いて遊底をスライドさせると薬室(チャンバー)や、銃によっては排莢子(エキストラクター)が見える。ブルパップ方式のアサルトライフルでは、左利きの銃手の頬の位置に排莢口があたるため、排莢方向を逆にすることができる機能を備えているものが多い。

⑤弾倉(マガジン)
弾薬を装填する。図のものは湾曲箱形で、5.56mm NATO弾を30発装填できる。通常は送り板(マガジンフォロア)を底部のバネが押し上げる構造になっている。他に、ドラム型マガジンなどの多弾数マガジンがある。また、機関銃にはベルト給弾式のものが多い。実戦部隊では、ビニールテープなどで二つの弾倉を連結し、最初の弾倉が空になった際すぐに給弾できるようにしている工夫が見られる。また、特殊部隊では弾倉が空にならないうちに次の弾倉に交換する、いわゆるタクティカルリロードを行うことが多い。SIG SG550系の弾倉は強化プラスチック製で、残弾数が外見から確認できるようになっている。また、連結用のツメが付いており、弾倉を横方向に簡単に連結させることができる。

詳細は「弾倉」を参照

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⑥マガジンリリースボタン(弾倉取り出しボタン)
弾倉を交換する際、取り出しのためにここを押す。図の銃ではボタン式であるが、AK系はレバー式になっている。

⑦の下部 「ピストルグリップ(銃把、握把)」
右手で握り、引き金を人差し指で引く。図の銃では滑り止めのために刻み加工(チェッカリング)してある。旧式の銃では木製、近年の銃では複合樹脂。M14のようなバトルライフルや、M24狙撃銃のようなボルトアクションライフルではグリップがなく、握る箇所が窪みになっているものもある。この場合は単にグリップと言う。日本語では同じく銃把(じゅうは)と呼ぶ。

⑧ボルトフォワードアシスト
この部品はM16A1以降の独特の特徴である。ごみなどの原因により遊底(ボルト)がきちんと前進閉鎖しなかった場合は引き金を引くことができないが、他の銃ではボルトとコッキングレバーが一体なので、レバーを押し込むことでボルトを強制閉鎖できる。M16系統ではボルトとコッキングレバーが別で引くことしか出来ないため、この部品でボルトを強制的に押し込む(ベトナム戦争において初期のものにこの機構が無く、閉鎖不良が多発したことによる改良)。

⑨銃床(ストック)
肩に当て、照準を安定させるための部品。銃により材質が異なる(複合樹脂製、木製)。また、特殊部隊・空挺部隊用、戦車・航空機・ヘリコプター乗員の自衛用火器は、収納の際や射撃しない際にコンパクトにするために、折曲式・折畳式・伸縮式となっているものが多い。

詳細は「銃床」を参照

⑩コッキングレバー(棹桿)
ボルトを後退させ、銃内部のハンマー(撃鉄)を起こし(コッキング)弾丸を薬室に送り込む動作を行う際に引く。また不発やジャム(動作不良)の時に強制排莢して次弾を送り込む際に使うこともある。図の銃では射撃中に顔の方に後退しないよう、留め金(ラッチ)が付いている。また、位置も機関部側部(AK-47系やHK MP5系など)、機関部上部(64式7.62mm小銃やHK G36系など)のように、設計により位置や動作は異なる。

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⑪照星(フロントサイト)
銃身の上に付けられた照準器。単に棒状の部品が付いている簡素なものや、上下動調整可能なものがある。

⑫照門(リアサイト)
前部照準器と同じ水準にある。単に板状の部品を曲げて穴を開けたり窪みを付けたりしただけの簡素なものから、上下左右に調整可能なものがある。

⑫の左側 「キャリングハンドル(提げ手)」
銃を持ち運ぶ際に取っ手として使用する。提げ手が別に付いている銃もある(FN FALやミニミ軽機関銃など)。この銃の場合は、後部照準の保護も兼ねており、またスコープを付ける際の基部ともなる。近年ではオプション取り付け用のレール「ピカティニー・レール」が取り付けられることが多い。

⑬安全装置(セイフティー)
セレクターレバーともいう。安全=SAFE、単射=SEMI、連射=AUTO が標準的な組み合わせだが、3点バースト(1回引き金を引くと3発連続で発射するもの)を採り入れたものがある。特に興奮しすぎた新兵はすぐに連射で弾を撃ち尽くしてしまうため、M16A2以降では連射を廃止して3点バーストにしている。H&K社の製品では弾の形のピクトグラムで表示してある。自衛隊ではカタカナで表示してあり、安全=ア、単射=タ、連射=レ、3点バースト=3となっている。通常、安全→単射→(あれば)3点バースト→連射 の順であるが、AK系とそれを参考にしたガリルは安全→連射→単射となっている(いちばん上が安全位置)。また、AK系のセイフティーは安全位置でコッキングレバーが前後する開口部のカバーを兼ねており、機関部の半分を占めるほどレバーが大きい。

⑭引き金(トリガー)
発射の際に引く部品。弓状の独立部品になっているものがほとんど。まれに、単射と連射で別々の引き金を持っているものもある。引き金の動きは、シアーと呼ばれるカム状の部品を介して、撃針を叩くハンマーの固定を解放する。ガス圧動作式では、発射後のガスが銃身の上のガスチューブ経由でシアーを元の位置に戻す(右図)。引き金とシアーの組み合わせの設計が悪いと、引き金を引くために必要な力が大きくなり、照準がぶれて命中精度に影響を与える。

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⑭の下 「トリガーガード(用心金)」
不慮に引き金を引いてしまわないように、引き金のまわりを囲むための安全部品。射撃をしない際や、射撃しない意志を明確に示す際には、ここに人差し指をまっすぐかける。なお、厳冬地で厚手の手袋をしている場合に引き金が引けないのを防止するために、片方のピンを抜くことで開放することができるものや、最初から可倒式になっている銃もある(例:SIG SG550系など)。

⑮負い紐(スリング)
昔のものは革製だったため、負い革ともいう。行軍、登攀の際など、肩に掛ける時に使用する。特殊部隊では3点支持スリングという伸縮自在のものを用い、建物屋上から降下してからの射撃、銃床なしでの射撃の際に、照準の安定に役立てることもある。

⑯ボルトリリースレバー
弾倉の最後の弾を撃ち終わったあと、ボルトが後退したままになる銃に付いている。この仕組みにより、弾倉を交換したあとコッキングレバーを引かなくても、リリースレバーを押し込むだけで次弾が薬室に送り込まれるため、より素早い射撃再開が可能となる。AK系など、この機能がない銃では、弾倉を交換したあとはコッキングレバーを引いて弾丸を送り込まなければならない。また、ヘッケラー&コッホ社製のMP5や派生形は、マガジン交換の際コッキングレバーを予め固定位置に移動させなければならない。そのため、弾倉の項で挙げたタクティカルリロードが重要なテクニックとなる。参考 → ボルト

⑰着剣金具(バヨネット・アダプター)
銃剣を着ける(着剣)時に、銃剣のリングを銃口にはめ込んだあと、この金具に銃剣尾部の金具を合わせて固定する。近年では着剣戦闘自体が少なくなってきているが、銃剣は他の用途もあり、敵に対する心理的効果も高いため、まだまだ標準で配備されている軍隊がほとんどである。ブルパップ方式はその全長から着剣戦闘に向かないか、着剣戦闘自体を考慮していない場合がある。

⑱銃身(バレル)
撃発により推進された弾丸が通る銃口までの経路。散弾銃以外のほとんどの銃には旋条(ライフリング)が切られている。同じ弾薬でも、銃身の長さにより銃口初速が変わってくるが、これは弾丸の運動エネルギーや命中精度に密接に関わってくる。先端付近にクリップ式二脚(バイポッド)を後付けできるものや、二脚が標準装備されているものもある。

銃砲身

詳細は「銃身」を参照

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タグ : 雑学 銃の部品

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