フェレット装甲車(Ferret armoured car、Ferret Scout car)

航空兵器・陸上兵器・海上兵器・銃器・戦争・紛争・歴史・革命・テロ・事件・軍事動画・ニュース(報道)・社会情勢・政治運動・評論・講演など、軍事関連の情報を公開しています。宗教・思想・経済・政治的なものも少しアリ

広告
2010/01/28(木)
*





フェレット装甲車Ferret armoured car)は、イギリス軍が偵察用に設計した装輪装甲車であり、一般にはフェレット偵察車Ferret Scout car)と呼ばれる。フェレット装甲車イギリスのデイムラー社が1952年から1971年にかけて4,409両を製造し、イギリス以外にもフランスやイギリス連邦加盟国で広く使用された。

開発

フェレット装甲車は、イギリス陸軍が第二次世界大戦中に広く使用していたダイムラー偵察車の後継車両として、1949年に設計された。フェレット装甲車の設計と形状は前任のダイムラー偵察車との共通点が多いが、フェレット装甲車はダイムラー偵察車よりも戦闘区画が広く小さな機関銃付の砲塔を装備している。

概要

車体は鋼鉄製のモノコック構造で、車体はほぼ密閉されている。4つの車輪はフラットタイヤである。砲塔は全ての車両に装備されているわけではない。標準武装は1挺の7.62mm口径ブレン軽機関銃L4(後にL7 GPMGに更新)のみであるが、イギリス軍の車両は左右に3つずつ発煙弾発射装置を追加装備している。

この車両は高速かつ小型であるうえに、頑丈な車体構造と不整地走破能力の高さ故に偵察任務にうってつけの車両である。フェレット装甲車はイギリス陸軍での運用期間は短かったが、その他のイギリス連邦加盟国で広く使用され、現在でも多数が現役である。小型軽量であることと安価(10,000 US $から)で入手できるため、軍用以外でも、個人コレクターが所有していることも多い。

派生型

フェレット装甲車には、砲塔が存在しなかったりヴィジラント対戦車ミサイルを搭載したりしている派生型が存在する。

Mk 1(FV701)
砲塔の無いオープントップタイプで、連絡・伝令任務に使用される車両。

Mk 1/1
Mk 1よりも重装甲で、車体天井部分も装甲でふさがれている。

Mk 1/2
天井を高くし、上部にブレン軽機関銃を搭載(後にL7に換装)した派生型。乗員は3名。

Mk 2
FV603サラセン装甲兵員輸送車の砲塔を搭載した型の初期型。

Mk 2/1~5
装甲強化の小改良が施された型。

Mk 2/6(FV703)
* ヴィジラント対戦車ミサイル発射器を2基装備した型。イギリス軍とアブダビ軍で運用された。

Mk 2/7(FV701)
* ヴィジラント対戦車ミサイルの退役に伴い、Mk 2/6からミサイル発射器を撤去した型。

Mk 4(FV711)
Mk 2のサスペンションを強化し、浮き式の遮蔽版(Flotation screen)を設けた型。

Mk 5(FV712)
Mk 4の改良型で、幅広薄型の砲塔にスウィングファイア対戦車ミサイル発射器とL7汎用機関銃を搭載した型

基礎データ

全長 3.7 m
全幅 1.91 m
全高 1.88 m
重量 3.7 t
乗員数 2 名

装甲・武装

主武装 7.62mmL4ブレン
    もしくはL7 GPMGx1
副武装 派生型を参照

機動力

速度 93 km/h
エンジン ロールス・ロイス
    B60 6気筒ガソリンエンジン
    130 hp
懸架・駆動 4x4
行動距離 306 km
出力重量比 35.1 hp/t

さらに詳しく → 装輪装甲車



新・世界の装輪装甲車カタログ (ARIA‘DNE MILITARY)新・世界の装輪装甲車カタログ (ARIA‘DNE MILITARY)
(2002/04)
日本兵器研究会

商品詳細を見る
関連記事

タグ : 偵察車 フェレット Ferret フェレット装甲車 イギリス 装輪装甲車

この記事へのコメント
URL:
Comment:
Pass:   
この記事のトラックバックURL
http://gunjimania.blog108.fc2.com/tb.php/1017-2d2b87ed
 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

 | Copyright © 軍事マニアクス - Military Maniacs All rights reserved. | 

 / Template by 家族 ペット 自分史 ブログ